Alipay HK、日本で使う。 2020/05/08 2020/05/08 kazuya

前回の更新からえらい長く時間がたってしまいました。
昨今の状況から、海外はおろか国内ですら旅ができない日々が続いており、会社と自宅の往復の日々です。普段より家にいる時間が長くなった今日この頃、ようやくPCを暇事に使う時間が取れるようになりました。

そんな中、ゴールデンウィーク直前の4月27日、PayPay加盟店にてAlipay HKとKakao Payの利用が可能になるとアナウンスがありました。すでにAlipayはPayPay加盟店にて利用できるようになっていますが、中国大陸以外の身分証で登録されたアカウントでは中国国外以外での決済が出来ず、エラーとなってしまいます。
当然日本のパスポートで本人認証を受けている私のAlipayアカウントも同様ですが、同じ書類にて認証を受けたAlipay HKのアカウントでは中国大陸でも日本でも利用できるようになりました。 
Alipay HK、connectサービスを開始して以降も私のアカウントでは大陸側では使うことが出来なかったのですが、いつの間にか利用できるようになっていました。なんででしょうね?

というわけで早速利用してきたのですが、対面で決済してエラーになったら恥ずかしい性分ですので、昼食がてら非対面で決済できる松屋の自販機を実験台にしてきました。

 

結果は無事、ご覧の通り決済できました。450円の金額に対し、海外サービス手数料(Kyashの場合は3%)なども入って466円と16円増額。
少額の決済で良かったwww

私の場合、Alipay HKのアカウントに紐づけてあるクレジットカードがKyashのため、決済完了と同時にアプリに通知が来るため、無駄に(!)複数の通貨を介してもいくら引き去られたのかが分かりやすくていいです。


ファミマでの決済金額9.8元がまず、香港ドルに換算され10.84ドル、これが日本円に換算されて155円の決済となりました。
ちなみにこの2019年12月4日の中国元のレート、15.41で計算すると151円となります。
同日、ANA銀聯カードで決済した際のレートは15.952で計算されており、この場合は156円。
ANAJCBカードでは15.777でしたので、155円。

この時の訪中に先立ち、Alipayの外国人向け決済サービスであるTourPassにANAJCBカード経由で入金を行ったときのレートは15.911で計算されていました。
TourPass経由でもAlipay HK経由でも、少額決済であれば殆どレート上の差は見られないことになります。

もっとも、TourPassの場合、たくさんチャージして使いきれない場合を想定して少額チャージを繰り返したのですが、決済時に金額が不足しないかを確認する必要があったり、使いきれなかったチャージ分を日本円に戻す際に時間がかかるという点もちょっと面倒。そもそもAlipayアプリを立ち上げ、そこからTourPassの身にアプリを起こす必要があって…
一方、Alipay HKならスムーズに決済画面が出るだけでなく、決済に応じて貯まるスタンプで割引を受けることもできます。個人商店の状況はわかりませんが、コンビニやカフェなどのチェーン店では問題なく決済できますので、仕事で行く人や通常の観光地を訪れるような人なら問題ないかと思います。

さらにTourPassは今年に入り、予告通りチャージ手数料を5%取るようになったため、TourPassに入金して決済するよりはAlipay HK経由で決済するほうがお得という算段。
昨今の状況から、しばらく使う機会はなさそうですケド…