月: <span>2018年10月</span>

長崎へ。2018秋

毎年2回ほど九州は訪れていますが、前回の長崎訪問は2016年春。2年半ぶりでした。最近は国内1泊、海外2泊程度しか余裕がないので弾丸旅行なのがつらいところですが、行くたびに様々な発見があります。
前回宮崎に行く際に搭乗した時はまだスカイネットアジア航空だったソラシドエアにて長崎へ。

緑が配されたシートモケットが特徴のソラシドエア。シートピッチの広さと安定した天候で1時半の旅も快適に過ごせました。

長崎空港からバスで長崎駅へ向かい、コインロッカーに荷物を預けて路面電車乗り場に行くと…

いきなり「みなと」号でした。水戸岡さんの木材とロゴ多用の雰囲気で一気に九州に来たことを実感させられます。
特に予定、目的地は決めていなかったのでそのまま3号系統の蛍茶屋行きに乗車。停留所の名前が変わったことはニュースで聞いていましたが、新しい停留所名はやっぱり聞きなれないですね。一般的な観光地に行かない身としては「崇福寺行きってどこに行くん?」って感じでした。

ちょいちょいと歩いて乗ってを繰り返し、たどり着いた石橋からエスカレーターを乗り継いでグラバー園など見向きもせずにやって来たのが鍋冠山。
2017年にリニューアルされた。ということでしたが、長崎は5回目ですが今回初めてきました。

稲佐山より低いですが、その分いろいろとはっきり見えます。
三菱のドックも見え、世界遺産となった第三船渠やジャイアントカンチレバークレーンも見えます。

そして現地の解説では端島も見える、ということでしたが私の眼にはさっぱりでした…

鍋冠山から南側、二本松アパート側に下っていくと30分程度で小菅修船場跡に到着です。

ドック跡はきれいに整備されています。

何度か補修は受けていると思いますが、海水が掛かる部分は腐食が進んでおり私の大好きな状態に。

郵便局もいくつか巡り、時間も昼をとうに回ったので出発前にちゃんぽんを。
今回は長崎駅そばの蘭桂坊(ランカイフォン)。

あっさり風のスープが美味しかったです。

出発は885系かもめ。2号車の座席についているコンセント、いい加減更新してくれないかなぁ…


全日空、欧州便強化施策

2018年3月、アリタリア航空と全日空のコードシェアが発表され驚いてから早半年、今月15日にはコードシェア便の航空券の販売が開始され、予定通りであれば10月28日より成田-ローマ/ミラノ便と、イタリア国内便(ローマ-ミラノなど)、日本国内便(羽田発主要路線)においてコードシェア運航が開始されます。
2008年と2017年、10年の間に2度も経営破綻したアリタリアですが、JAL同様フラッグシップキャリアが故に国としてもある程度の支援をしているようで2018年現在も運航を続けております。
昨年は経営支援に対してルフトハンザが名乗りを挙げたり(結局立ち消え状態のようですが…)、今年は全日空やアビアンカ・ブラジル航空とコードシェア実施を決めるなど、スターアライアンス系と絡むニュースがちらほら出てきますが、アリタリアはガルーダ・インドネシア航空やベトナム航空と同様のスカイチーム陣営。
ベトナム航空への出資の際にも語られていましたが、全日空側は企業提携やコードシェアに対してアライアンスは大きくは意識していないようですが、どうも全日空はスカイチーム陣営各社と仲が宜しいようで…
ちなみに運賃を検索してみたところ、コードシェア便利用で直行するより、デュッセルドルフやウィーンで乗り継いだ方が安く済むようです。

そしてそのウィーンに来年2月から全日空が自ら就航するというニュースも併せて発表されました。
現在はオーストリア航空が週5便で就航していますが、10月28日をもって今シーズンの運航が終了する予定で、その後は2019年4月より再び運航予定となっています。2016年9月に日本から撤退して以降、2018年、2019年ともに夏季ダイヤのみの運航となっていますので、全日空のウィーン就航で再び年間通してウィーンへアクセスすることが可能になりそうです。
昼間の成田便(OS)と深夜の羽田便(NH)と住み分けが出来ればいいですね。

ウィーン、オーストリア側にとっても、日欧EPAが2019年に発効予定に加え、イギリスのEU離脱に伴う日系企業のEU内移転先として積極的に誘致をしているだけに、新規路線開設は願ったり叶ったりでしょう。全日空側も日欧相互の貨物需要増加を考慮している点がプレスリリースからも伺えます。
私も15年ぶりにウィーンに行ってみたいな、と思ってしまいました。