インドネシア紀行 2014冬 2014/12/19 2014/12/20 kazuya

インドネシアの入国ビザが2015年1月から無料になるかもしれない、という話を聞きつけ、これは是非、無料になる前に行かなくてはと、ろくな準備をせずに旅行に出かけることにしました。写真などは順次アップするとして、今回の旅行を簡単におさらい。

旅行のルート、地点を決めるにあたり、日本人ご用達のバリではなくジャカルタにしたのはリゾートなんぞに興味はない、といういつもの理由ですが、ジャカルタの地で活躍する日本の中古電車たちを見てみたい。という理由でもありました。このジャカルタ滞在を軸にプランを考えていったわけですが…
・2泊3日(帰路夜行便のため実質2泊4日)では物足りないので3泊4日(同3泊5日)にしたい。

・せっかく行くのであれば、ジャカルタだけじゃつまらないよね、どこかもう1都市行きたいな。
・インドネシアの世界遺産で有名どころはボロブドゥール仏教寺院跡で、しかも遺跡公園内にホテルがあるらしい→予約とれちゃった
といった大まかな理由によりジャカルタとジョグジャカルタ(ボロブドゥール)に行くことにしました。

1日目(12/13)
6時前のバス。京王線、JR、モノレールを乗り継いで羽田空港へ。到着8時半。途中、京王線に乗ったところでカメラを忘れたことに気が付くも、手遅れのため諦め。
チェックイン。カウンターは空いていた。出国の前に京急駅のトラベレックスにてインドネシアルピアを調達。300,000ルピア=4,140円。事前に100ルピア=1円と聞いていただけにちょっと円安傾向を恨む。
9時ごろ、出国審査場。スターアライアンスゴールド用の優先レーンが意外と混んでいて、一般レーンの方が早い。あいつら馬鹿じゃねwと思いつつ一般レーンへ。
出国はもちろん、自動化ゲート。出国後、事務所でスタンプをもらったら薄すぎて涙目。
売店でお茶を購入。150円を銀聯カードで支払うも、店員が扱いを知らずに時間を取られる。結局他の人を呼んで対応してもらう。
ラウンジ。いつもの組み合わせ、ビールにかき揚げうどん。つーか、ラウンジ混みすぎ。いや、自分が行かなければいいだけか…結局自分も同類なのだと思って肩身狭く過ごす。
9時50分、搭乗。いつもよりも余裕持って空港に到着していた割にはバタバタしていた気もする。

暫し機上の人。映画を見て過ごす。機内でのサービスは推して知るべし。多くを期待してはいけない、と思っていても、今回もまた同じような気持ちになる。うん、あくまで彼女たちは保安要員なのだと。
16時すぎ、入国ビザ無事取得。40ドル払って55,000ルピアのおつり。ビザ代は35ドルなので、5ドル=55,000ルピア。お、意外とレートいい♪
16時10分、到着ゲート。とりあえず、インドネシアの風を感じる。温かい、いやちょっと蒸す感じ。東京が寒かったからこれで良し。
バス停の矢印に従って進んでいくと到着のロータリーが終わりに近づいてむしろ不安。公共交通は隅に追いやられている感じ。バス停の入り口に突っ立っているタクシーの客引きかバスの客引きかわからないおっさんにとりあえず知っている地名、「ジャカルタコタ!」とおまじないを唱えたら、「DAMRI」と返されたため、DAMRIのカウンターでチケットを購入。40,000ルピア。バスはいつ出るのか、と聞いたら10分後だと。東南アジアの10分後はそのうち、という意味。本当に10分だと期待してはいけない。実質、出発したのは20分後、16時40分。バスは3つあるターミナルを順番に回って高速道路へ。ここまでで出発から20分経過。世界最高レベルと称されるジャカルタの渋滞を期待しつつバスは東へと進む。途中のコタ駅で降りるか、終点のガンビール駅で降りるか悩んだけれど、コタ駅と言われて止まったところが本気でどこかわからない路地裏。ここで17時40分。終点まで行くことに決めた。そうすれば帰りのバス停も見つけやすいだろうと。
途中、渋滞にはまり、最後1kmだけで20分かかるという罰ゲーム。ガンビール駅、18時20分到着。時間も時間なのでとりあえずホテルに。ガンビール駅からモナスこと独立記念塔をはさんだ反対側の大通りにトランスジャカルタの1号線が通っており、これに乗ればホテルの近くまで行けることは事前に調査済み。でも公園の入り口がわからずぐるっと迂回。意外と時間を食う。ぐるーっと公園の外縁を回り、BANK INDONESIA駅に18時50分到着。40,000ルピアでIC乗車券、e-moneyを購入。利用できるのは20,000ルピア分。残りの20,000ルピアはデポジットなのか、カードの販売代なのかは不明。バスは10分程度でやって来るも満員。バス停2個なので仕方がない、と思い乗車。そこそこに渋滞している一般車線を尻目に、縁石で区切られた専用道を走るトランスジャカルタ。おお、すごいすごい。と思っていたら、ものの5分で渋滞の仲間入り。ロータリー部分が一般車線と共用らしい。しかも、MRTの建設で車線減少中。渋滞に拍車。結局バス停2個分、おおよそ1.5kmで30分近くかかる。うち、歓迎の塔付近のロータリーの通過におおよそ20分。信号のほうが良かったんじゃね?
TOSARI ICBCバス停を降りるとホテルの看板がすぐ目に留まる。うん、早い。ICBCって工商銀行の事かな、と思っていたらバス停の目の前に中国工商銀行。やっぱり。
19時30分、ホテルチェックイン。結局スカルノハッタ国際空港に到着してから3時間半が経過。上海ならリムジンバス+地下鉄を使って新光迎賓館にチェックインするまでに2時間強。やっぱり渋滞の王様は伊達じゃない。

20時、小休止ののちさっそく、ホテル最寄りのスディルマン駅より乗り鉄に勤しむ。やってきたのは元東葉1000系。コタ駅に向かおうと思って案内の方向に乗車するも、乗車中に有名なマンガライの名前を見つけ、次の駅で下車。反対方向の列車に乗り換え。20時25分、やってきたマンガライ行きの列車は103系。ジャカルタ首都圏600両の中古電車の中でたった8両の少数派。幸先いいわぁ。
マンガライ駅20時40分到着。次々にやって来る日本車両に目を奪われるものの、目的地コタ行きの電車がなかなか来ない。列車が入ってくるたびに警備員に「コタ駅?」と聞くも、これじゃない。的な返答。結局はマンガライ駅に30分近く滞在。コタ駅には21時30分ころ到着。改札を出ようとして先ほど買ったe-moneyがないことが判明。たぶんマンガライ駅で興奮している間にうっかり落としたのであろう。なんとか切り抜けて駅を脱出。方法は…お察しくださいw
夕飯食べて戻ろうと思ったけれど、時間の遅かったのでトランスジャカルタで再びe-moneyを購入しホテルへ戻る。今度は例のロータリーでの渋滞もなく、30分掛からない乗車で到着。うん、混んでなければ快適な交通手段なんですね。
初日から随分濃い内容を経験しました。明日も楽しみです…

(写真は後ほど追加します)