ワンワールドメンバーであるエアベルリンは8月15日、破産を申請したそうです。ドイツ第2位の航空会社にして、ヨーロッパでも4番目の規模を持つ会社ですが、パートナー会社であるエティハド航空からの支援打ち切りで再建が困難となった模様です。日本には機体の乗り入れはありませんが、エティハドとコードシェアを実施する形で乗り入れています。エティハドからの支援は打ち切られたようですが、コードシェアなどはそのまま継続するようです。
このエアベルリン、一度も使ったことはありませんがとりあえずにと申し込んだメンバーズカードは持っていて、今時搭乗カウントなしでプラスチックカードをヨーロッパからアジアの端まで送ってきてくれた太っ腹に感動したものです。
お隣台湾で2016年、復興航空や子会社のVエアが倒産、運航停止した時と比べると、政府からの融資や他社からの再建支援を受けて運航を継続する、アライアンスも引き続き維持し、ネットワークも維持するということで、混乱は最低限に収まりそうです。
今回の再建支援に名乗りを上げているルフトハンザ航空といえば、昨年エアベルリンより40機もの機体のリースを受けており、エアベルリンのグループ会社の一部をルフトハンザ傘下に入れる交渉を進めているという記事を読むところ、このリース関連の会社を抑えて実質的に自社保有機にしてしまうのでは?と思えてきます。