8月6日、バンコク都市鉄道パープルラインが開業しました。ニュースでも報道されているように「タイの都市鉄道」として初の日本製車両導入となっています。「日本製鉄道車両」なら既に新車、中古車などなど70年以上前から国鉄線上で活躍しております。
投入された車両は受注時のイメージ画像とはだいぶ異なる印象ですが、どことなく日本ぽいイメージが見て取れます。沿線は日本人にはあまり馴染みのないエリアのように思えますが、新しいバンコクの顔、現地の足として活躍して欲しいです。
今回のパープルラインの開業で、バンコクの都市鉄道は2社4路線合わせて80km程度。ですが今後、15年で500kmに達する計画。いずれは現地で作られた車両が走り出したりするのでしょうか。その辺も含めて今後が楽しみです。

そういえば、日立勢が落札したレッドライン、南区間のバーンスーとタリンチャンの間は高架線路が開通し国鉄車両で暫定営業している、という話を以前聞いたのですが、暫定営業は終了してしまったのかその後の情報や試乗レポなどが出てきません。なかなかいける場所でもないので自分で確かめることも出来ず悶々としています。
このレッドライン、パープルラインをはじめとしてBTSなどの新設都市鉄道と違い、こちらは国鉄線の改良の意味合いが強いようで、軌間も1,000mmゲージ。従来線を改良して運用している台湾やジャカルタと違って、同一規格ながらも別線で運用されているイメージはソウルのような感じでしょうか。あちらは地下鉄の直流に対して国鉄は交流と規格が一部ことなりますが…(例外アリ。)
それでも、電化もされて、信号設備も入れ替えて、となると今後バンコク以遠の鉄道にも類似のシステムが導入される可能性も否定できないですね。