支付宝と微信支付 2016/09/05 2016/09/12 kazuya

ニコニコ現金払い、大量の100元札の束を持ち歩いたのも今は昔、現在の中国では銀聯決済の普及時に比べると、ものすごい勢いで普及している感じのあるモバイル決済。
主流はアリペイこと「支付宝」とWechatペイこと「微信支付」の2種類があります。
特に微信付は先発の支付宝が市場を開拓したからでしょうか、後発ながら取り扱い可能な店はほぼ同等かと思えるくらい。

どちらも使ってみたかったのですが、支付宝ではチャージに必要な、中国の銀行口座が必要ですが、自分が工商銀行に登録しているモバイルバンキングの電話番号が現在有効な番号と違っていて利用不可、微信支付に至っては私の持っているアカウントが最初、香港の携帯番号で登録したものであったためモバイルバンキング以前に香港の銀行しか登録できず撃沈。

今回、上海滞在時に銀行の窓口でモバイルバンキングの番号を変更し、ついに支付宝に登録可能となり、微信支付も新規に中国の携帯番号で新規アカウントを登録することで工商銀行のキャッシュカードを登録できるようになりました。ちなみに工商銀行、受付でモバイルバンキングの電話番号を変更したいと言った所、最初はセルフ端末に案内されました。手続きを進めていくと身分証をかざすよう案内されるのですが、当然パスポートは不可。外国人は最初に自分は外国人である旨を伝えましょう。

銀行を出るとほぼ同時に支付宝に200元チャージ。目の前の食品デパートで頼まれていたヌガーを購入するのに使ってみました。便利です。本当に。おさいふケータイに比べると決済時に画面を表示させないといけないという一手間が掛かりますが、硬貨の利用頻度が高い上海ではすぐにポケットが重たくなってしまうので、その心配が少なくなるというメリットも大きいです。

銀行での手続きが帰国前日だったため、実際に利用したのは支付宝のみ。いずれ微信支付も使ってみたいですね。
どちらも小さなドリンクスタンドや食堂でも利用できるところがあり、地下鉄の構内にある飲み物の自動販売機でも利用できますから、銀聯が使える場所ではANA銀聯カードで、銀聯は使えないけれど支付宝の使える場所では支付宝や微信支付で。と使い分ければ中国でもキャッシュレス生活に近づけるかな、と思えました。

img_3750
お店の人にチラッと画面を見せて「ジーフーバオ!」と言うだけで支払えるのですから便利です。コンビニで「スイカで!」と言う感覚で済みます。
残っている残額も銀行口座に戻すことが出来るので、使わなければ戻してもいいのですが、日本でも量販店などで利用できるので試しに使ってみようかな?と思ったり…

img_3762
一方の微信支付。決済画面は支付宝のものとほぼ一緒でバーコードと2次元コードを配置したもの。早くこちらも使ってみたいのですが、支付宝と違って日本ではまだ利用できる店舗が限られているようで暫くお預け。

余談ですが、学生さんたちと一緒に豫園のケンタッキーに行ったときのこと。
銀聯カードで決済したところ、暗証番号の入力だけでレシートを渡され、アレッ?と感じたのですが、レシートには300元未満の決済はサインレスという文言がありました。銀聯の事情も日々変化してきているのでしょうね。
img_3763