ジャカルタ空港鉄道に乗車する 2018/04/03 2018/04/03 kazuya

過去2回のジャカルタ訪問時はともにスカルノハッタ国際空港から市内まではガンビール駅行きのDAMRIバスを使ったのですが、2017年末に色々ありつつも空港鉄道が開業したということで今回は鉄道の利用としました。

ジャカルタ滞在は常にHoliday Inn Express Jakarta Thamrinですが、空港鉄道の現時点での終点、スディルマン・バル(BNI CITY)駅からホテルが目と鼻の先という便利な立地。最初に宿泊した時は地下鉄の駅が目の前にできるらしい、というくらいの情報しかなかったのですが気が付けば空港からのアクセスも便利なホテルに。現時点では一泊5000円程度で泊まれているのですが、今後値上がりしないか心配です。

そんなジャカルタは世界でも指折りの交通渋滞都市ですが、長年空港と都心を結ぶ交通手段はバスやタクシーといった自動車交通のみ。私自身も最初にジャカルタに行ったときは空港から市内までバスで2時間近く掛かった経験がありました。

スカルノハッタ国際空港のバスターミナルはおおよそ首都空港のそれとは思えない規模。頻繁に発車していくものの案内と呼べるものはバス前面に掲げられた行先とバス会社の人が連呼する行先のみ。
せめて発車バースに行先のプレートでも出していてくれると良いのですが。
ちなみにジャカルタ中心部、ガンビール駅の発車スペースは道端に掲げられた道路標識のような時刻表付きのプレート一枚。これもどうかと思いましたが。

空港鉄道と各ターミナルはスカイトレインと呼ばれる新交通システムで結ばれていて、楽々アクセス…

と思えたのはスカイトレインの駅を見たその時だけでした。

スカイトレインの駅は第2ターミナルとは直結せず、道路を横断してのアクセス。一応案内はあって、矢印の方へ進もうとするのですが、道路に突き当たって終わりw
駅がある方向には歩道らしきものがつながっているのですが、段差があって細いうえに客引き、送迎待ちの人たちに占拠されて通行が難しい状況。
それでもホームに上がれば近代的な新交通システムのそれで、スクリーンタイプのホームドアもあってエアコンも微妙に効いて快適に列車の到着を待てます。いや、ターミナル間の移動に待ち時間、というか運行間隔が開きすぎ…
2本の線路をそれぞれ単線扱いで行ったり来たりする運用で終日13分間隔運行となっていて、列車到着時にはかなりの人が待っている状態。何とか早く「普通の」複線運行になってくれませんかね。
第2ターミナルから第1ターミナル方面に1駅、Stasiun KA Bandaraでスカイトレインを降りればすぐ空港鉄道の駅なのですが、
ここも同時に整備したのが疑わしい微妙な継ぎはぎ設計。ベニヤで仕切られた通路に床置きのエアコン。なんだかなぁ…
空港鉄道の駅はきれいに整備されていて、高い天井やホームとの仕切りもガラス張りで明るく開放感があります。
コンコースには下車客を対象としているであろう事前チェックイン機も設置されていました。

乗車券の購入端末がこちら。英語に切り替えが可能でしたし、単機能に近い端末なので画面をパッと見ただけで難なく購入できましたが、海外発行のクレジットカードでも決済が可能でしたが現金払いが不可のため、クレジットカード嫌いの人でもプリペイドやデビットカードを持って行ったほうがよさそうですね。
そして気になるのが一般に利用されているCAT端末をそのまま設置していること。自分でカードをスワイプするのってドキドキしますね♪

購入した切符がこちら。機械からはもう一枚、カード決済のレシートも出てきます。
感熱紙タイプで出発時間、列車番号、下車駅と到着時間が記載されていて、まるで航空券のようなスタイルです。
駅には待合スペースも設置されており、構内に売店も設置されているため1時間間隔が空いてしまう時間でもゆっくりと待つことができます。
まあ私なら1時間待つくらいなら渋滞してでもバスで行くかもしれませんw
無料で使える充電スペースも用意されていますが、どうせならそれぞれの椅子の所につけてくれれば使い勝手が良いように思えますけど。


車体は鋼製と思いきやステンレス製のようです。(スディルマン・バル駅にて)
曲線主体の前面形状にに吊り目風のライトがインドネシアの方の好むお顔なのでしょうか。都営6000の先頭車化改造も丸い前面に吊り目ライトだったような気がします。
ちなみに行先、SHAはスカルノハッタ空港の意味ですが、MRIはマンガライ。一応、スディルマン・バルまで客扱いを行った後、数分停車して折り返しの為マンガライまで回送されるのですが、ここにそれ表示しても意味ないよね…

車内は中央部がボックスタイプ、前後が中央に向けて固定二人掛けが並ぶ集団見合いタイプ。
シートピッチは1m位あるように見え非常にゆったり、且つリクライニング角度も深め。車内はガラガラですから言うことなしですね。
まあ、一部を除いて窓割とシート割が合っていないように思えましたが、新造車両ですから、多分気のせいでしょう。多分。
座席の中央、ひじ掛け下にはUSB電源ポートが用意されています。形状から察するにシガーソケットタイプのそれを流用したものではないかと思えます。上下で出力が1Aと2.1Aと異なりますのでどちらを取るかは早い者勝ちです。というか、その前にガラガラで隣席に人がこn(ry

空港駅もスディルマン・バル駅も自動改札はバーコードをかざして開くタイプ。
コミューターの改札はグルグルバータイプですが、さすがに荷物の多い空港鉄道はフラップタイプの扉が設置されています。
ただ、バーコードの読み取りが遅い遅い。読み取り範囲が狭いせいか、係員がスリスリ読み取らせてやっと反応する始末。
列車に乗っていた人は大して多くないのに、改札口付近でプチ渋滞を起こしていました。

市内側の現時点での終点、スディルマン・バル駅はコミューター環状線のスディルマン駅とカレット駅の間に位置していますが、元々両駅の間はホームから見通せるくらい短く、てっきりスディルマン・バル駅を作って両駅を統合するものだと勝手に解釈をしていたのですが、蓋を開けてみるとコミューターは現状維持、空港鉄道だけが止まる駅となりました。ちなみにスディルマン駅よりもカレット駅のほうが距離的には短いのですが、間に汚水処理場と住宅街を通り抜ける必要があるので、所要時間で言えばスディルマン駅のほうがアクセス性が高いです。しかし、徒歩客には出口らしき出口も用意されず、コミューターの駅は何処かと聞くと駐車場の出口を指さしてあっちに歩け、と言われる始末。きちんとした連絡通路くらい作りなさいよw

スディルマン・バル駅とカレット駅がどのくらい近いのか、写真で見ればお分かりいただけるかと。
カレット駅のホームから延びるオレンジの鉄板は10両用に延伸したホーム部分で、
空港駅との連絡通路でもなんでありません。
 2017年3月時点での建設中のスディルマン・バル駅をスディルマン通りから見た光景。
後ろはすぐにコミューターのスディルマン駅。
さらにこの写真を撮っている真下では地下鉄の工事中。
この地下鉄にも至近に駅ができますが、空港鉄道の駅にそれらしい連絡口は見当たりませんでしたし、3者を連絡する通路は整備されないのではないかと予想されます。

何はともあれ開業して3か月、一応無事に営業しており、帰国日は日曜だったのですが、キャンペーン運賃で半額とかあの手この手で集客を図っているようです。
帰国してからのニュースではほかにも、1時間空く時間帯のあった所を増発して30分間隔に改めたり、途中デュリ駅での折返しの際のバカ停を見直したのか10分ほどスピードアップも図っているようです。

次に来るときにはさらに使い易くなっていると良いのですが…