トロリーバス。それは日本ではなじみの薄い交通機関ですが、海外では割と知られた存在です。上海では電車という名称で区分されており、集電に必要な架線が景観を損ねる、立ち往生すると交通の障害となる、などの理由で無くなる無くなると言われ、一部を一般のバスに置き換えられつつも今日まで活躍を続け、さすがに非冷房車はなくなったものの、普通のバスと遜色ない冷房車からバッテリーと急速充電装置を組み合わせた変態仕様まです数タイプが今日活躍をしています。
そんななか、冷房車第一世代を置き換えるために7月に登場したばかりの2014年モデル、NEOPLANを見かけたので数ショット撮って来ました。

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バス通りの交差点でなにやら緊急の補修工事。トロリーバスの架線に不具合があるようです。ここは東西方向の北京路と南北方向の浙江路ともにトロリーバスが走って通り、架線も十字に交差しているところです。
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バスは補修工事とお構い無しにやってきます。ちょっと通りますよ…
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ご覧のとおり、トロリーポールを下げた状態で交差点を通過。これまでのバスも緊急的にポールを下げて走行することはありましたが、この新型バスは大型バッテリーを搭載し、より長い距離をバッテリー走行できるようになっているそうです。将来こいつに統一されたら北京の王府井のように一部区間の架線を取り払い、バッテリー走行する、なんてことが出てくるのかもしれません。
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