昨年末、複数のメディアで報じられた全日空の太平洋地域での路線拡大ですが、羽田に集約したバンコク、シンガポールの成田便回復、ホノルルのダブルデイリー、クアラルンプール、シドニーといった過去の就航地の復活といった内容です。
成田便回復はヒューストン便開設による成田のハブ機能強化を進めるためだと思えますが、ついこの間羽田に集約して成田の規模を縮小したばかり、との印象も拭いきれず、迷走ぶりはまさに全日空のお家芸ともいえるでしょう。
また、今回名前が挙がった就航地ですが、クアラルンプールはマレーシア航空と共同運航が終了し、シドニーは共同運航会社が倒産。青組、スタアラ派にはどちらも行きにくい場所になってしまっていました。かつて、シンガポールからVIPバスで北上したのも懐かしい思い出です。
シドニーへは以前、シンガポール航空がA380を導入した当初にシンガポール乗継で行こうと画策したことがありましたが、当時はお金が貯まれば欧州へ。といった状況だったために実現しませんでした。シドニー便が実現したらぜひ使ってみたいですね。
今回のシドニー便の狙いは日豪EPAによる渡航者の増加を見込んだものと思われますが、カンタスも羽田-シドニー便を8月に開設予定なので、競合によって時期によってはかなり低い値段設定がされるのではないか、と期待しております。