JR東日本のプレスリリースによると、キハ40、48が19両ミャンマーに旅立つそうです。先に旅立ったJR北海道のキハ40、48は20両、つい先日運行を開始したJR東海のキハ40は12両ですから、ほんの1年足らずで一気に1.5倍増し。現在最多の元北海道141系22両の2倍以上となり、同国での一大勢力になるもようです。

旧国鉄車両のほかにも、富士重工のLE-DCもさまざまな第3セクターからミャンマーへ譲渡されて活躍していますが、15両以上の一大勢力となっている松浦鉄道、のと鉄道からの車両以外は1両から数両程度。 多種多様な車両が活躍しているようですが、私自身LE-DCの利用はなく、環状線の客車内からインセインの工場やヤンゴン駅裏の森の中に絶賛放置プレイの様子を見ている程度でした。近年、日本からの部品や技術提供で再整備がすすんではいるようですが、実稼動車両がどの程度なのかはよく分かりません。

今回の車両譲渡では技術者の派遣による支援で整備技術の向上が図られるようなので、車種統一とあわせてキハ40系列に遭遇する機会が増えそうです。

そういえば、広電からも電車が3両、ヤンゴン臨港線の電化に対応する車両として購入したようです。台車を1000mmに改造するのか、使われていない外側のレールを活用して1435mmのまま走るのか、また現在臨港線で使われている2段大型ステップ仕様の36形の去就も気になります。電化は一部区間のみで、さらに市街部へ延伸、なんていう話も聞きますが、3両だとそれも無理そうな感じもします。蓋を開けてみなければ分からない、明けてビックリなことの多い東南アジアの鉄道。これからも気に留めておきたいですね。