OSの後釜、LHに?
オーストリア航空(OS)の日本撤退を受け、グループ会社であるルフトハンザドイツ航空(LH)は2017年にも成田-フランクフルト便を増便する意向を表明しました。先日の投稿で考察したとおり、フランクフルトやミュンヘンでの乗継ぎ体制を強化してオーストリアへの送客を図るようです。いわゆる、ハブ&スポークというやつですね。
かつてはデイリー運航だったLHの成田-フランクフルト便も羽田便の設定によって週3日の運航に減少し、現在成田を発着するルフトハンザグループ運航便はスイスインターナショナルエアライン(LX)のチューリッヒのデイリー運航、OSの3往復ととあわせて週13往復ですが、LHのFRA便をデイリーにすることで従来の便数を確保するのではないかと思われます。
以前、ハンガリーを訪問した際に行きはフランクフルト乗継ぎ、帰りはミュンヘン乗継ぎを利用したのですが、どちらの空港も乗り継ぎに対するストレスを感じにくい構造でした。東京駅の中央線-京葉線より楽かも…
デイリー運航の直行便がベストであるのは確実ではありますが、運航日を気にして旅程を設定するくらいなら乗継ぎであっても都合のあった日程で設定できた方が便利だと思うのですが、日本の場合、かつての成田/羽田の分離策もあってか内際乗継ぎに対してマイナス向きで、半日のフライトの後に更に乗継いで小一時間というスケジュールに抵抗を示す方もいます。ただ、最近は深夜に羽田を出発すると朝方ヨーロッパに到着するため、そこですぐに乗継げれば眠気を取りつつ目的地にたどり着けるようになりました。以前に利用した羽田-フランクフルト-バーゼルは到着したときには眠気もスッキリ取れてすぐに動くことができました。
ちなみに、ウィーンへ行く前提でアジア側での乗継ぎを考えると、上海(10時50分発)、香港(9時40分発予定)と、ともに午前中出発で前泊が必要なスケジュール。香港に関しては全日空が金曜夜に運航している深夜便を利用すれば4時間ほどの乗継ぎ時間で可能です。北京(11時20分発)に関しては1時間15分の乗継ぎで羽田(7時20分発)からのCA422便が間に合いそうですが、広大な北京首都空港での乗継ぎ、少し不安があります。
おとなしく欧州内での乗継ぎを選択した方が心理的によさそうです。
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