全日空、北米路線拡大。そしてメキシコへ。
全日空は5月12日、10月30日より羽田から北米ニューヨーク、シカゴへの路線を開設することを発表しました。
北米路線は先日協議がまとまった日米間の羽田空港発着枠拡大に関して、現行の深夜帯2便から日中帯3便、深夜帯1便に拡大するのを受けての就航です。
全日空のプレスリリースを読んでいるとニューヨーク、シカゴともに朝出発を予定しているようで、現地には当日朝に着くようなダイヤになり、時差ボケニスト泣かせのスケジュールになると思われます。また、現在深夜帯に運航されているホノルル、ロサンゼルスの2本ですが、ホノルル便はおそらく深夜便のまま残り、ロサンゼルス便が日中帯にスライドしてくるものと予想されます。日中帯にホノルル便飛ばしてもド深夜~早朝帯の到着になりますし、何より「仕事終えて羽田へ直行」みたいな売り文句ですから、日中帯にスライドするメリットが全くありません。
これで考えられるのが、成田から運航されているニューヨーク便のNH10便(11:00発)と、シカゴ便のNH12便(10:45発)が無くなるのではないかと。どちらもダブルデイリーなので、1便無くなったところでまだ1便の残っています。そもそも羽田就航都市への成田便設定ルールはまだ生きているのか?と疑問すらあります。
アメリカは西海岸側にしか行ったことが無く、中部、東海岸へ行けるのは一体いつになるのか…(笑)
そして今回期待を寄せているのが、待望のメキシコシティ便開設のお知らせ。2017年2月予定で、2015年7月の事務所開設から実に10ヶ月ほど焦らされたのですが、メキシコシティ便、対メキシコの需要のみならず中南米への玄関ともなるわけで、ESTA取得が必要なアメリカ経由に比べて優位性があるようにも思えます。
全日空とアメリカ発着の一部便でコードシェアしているスターアライアンス加盟会社のアビアンカ航空(AV)の場合はメキシコシティを発着する中南米便はサン・サルバドル(エルサルバドル)、サンノゼ(コスタリカ)、ボコタ(コロンビア)、リマ(ペルー)の4都市。もう一つのスターアライアンス加盟会社、コパ航空(CM)の場合はパナマシティ(パナマ)とボコタ(コロンビア)の2都市。
おそらく、アビアンカ航空とはメキシコシティを発着する便でもコードシェアを実施するものと思われ、地球の裏側までルートマップが伸びて行くのかと思うと青組贔屓の身として嬉しい限りです。