全日空、今度はプノンペンかぁ 2016/01/20 2016/01/21 kazuya

全日空がプノンペン便を9月にも開設する予定と報道があり、20日、正式にアナウンスがきました。いきなりデイリー運航するようです。
ビジネスジェット(737-700)から始まったヤンゴンやムンバイと違って最初から787-8を投入するようですが、5年で日本からの観光客が1.5倍になったとか、チャイナ・プラス・ワンの対象として日系企業の進出など、注目を集めているカンボジアですが、便数、使用機材とともに冒険しすぎじゃないですかねぇ。(褒め言葉)
20日のプレスリリースではほかにも、国際線全体的な機材の大型化、767-200ERから787-8、787-8から787-9への変更を実施を発表していて、787への置換えが進んでいきます。
結局今回のリリースではメキシコシティへの言及はされませんでしたが、よくよくさかのぼって見るとカンボジアへの就航は2014年末にシェムリアップへの2015年中の就航がマレーシアのクアラルンプールと共に検討されていて、クアラルンプールに遅れること1年、漸く実現した事になります。

さらには先週12日、ベトナム航空との業務提携、株式取得を発表しました。JALとのコードシェアを行い、アライアンスとしてはスカイチームに属しているベトナム航空ですが、こうした枠組みを飛び越えての業務提携ですので正直ビックリしました。今秋にもコードシェアやマイレージでの提携を行う予定になっており、JALとのコードシェア解消は確実として、ひょっとしたら最終的にスターアライアンスへ乗り換えて来ないかな?と希望してみたり、ハノイまたはホーチミン乗換えでダラットやダナン、フエといったベトナム諸都市のほか、近隣国の全日空未就航都市であるシェムリアップやビエンチャン、ルアンパバーンなどへのアクセスが良くなればいいなぁ、と妄想。(行かないと思うけどw)

一方の国内線では既報のとおり北陸方面路線での減便が行われ、小松、富山共に6往復から4往復となりますが、減少した羽田発着4便分を岩国、米子、那覇の増便と宮古便の新設に充てられ、西日本、沖縄方面の路線が強化されます。
岩国を増便しても山口宇部や広島の便が削減されないのは新幹線組を取り込もうとしているからなのでしょうか。北陸の恨みを西日本で返すというわけではないですが、3月の新幹線函館開業と相まって、新幹線対航空便の争いがますます過熱することでしょう。