スマホカメラ、実力測定 2016/04/10 2016/06/02 kazuya

2月にXPERIA Z5 Dual(E6683)を購入して約2ヶ月。普段は中国移動香港のSIMを挿してローミングさせていますが、同じく海外端末であるXiaomi Mi4i(こちらはCSLでローミング中)と共に旅行に持ち出してどの程度使えるのかをチェックしてみました。XPERIA Z1(SO-01F)が普段使いの記録用カメラとして使い勝手がよく、かつて使っていたデジカメ、HX5Vの出番が減ってしまったのが3年前。Z1がフリーズを頻繁に起こすようになり、HX5Vも陳腐になってきたので一昨年RX100Mark3に買い替えて日用機がデジカメに戻ったのですが、最後のZシリーズと言われたZ5の登場で再び日用機がスマホとなるのか…
果たして?
今回は2月の四国と3月の九州で撮った写真を同一地点(高知桂浜、長崎稲佐山)、各機種(RX100M3、Z5、Z1、Mi4i)の写真で比べてみようと思います。
なお、設定は全てオートで撮影しました。

まずは2月に行った、高知県桂浜。晴天の午前中に撮影です。

DSC04751 SONY DSC-RX100M3
まずはコンデジで一枚。
全体に光が当たっているように見えますが、
砂浜が実際より白っぽく見えています。
DSC_0055 SONY E6683 (XPERIA Z5)
砂の色が若干白みが収まり、空の青も
はっきり出ていて、一番コントラストが
ハッキリしているように思います。
DSC_2305 SONY SO-01F(XPERIA Z1)
中心部の明るさに釣られて
右側の樹木が黒っぽくなってしまいました。
IMG_20160218_104005_AO_HDR Xiaomi Mi4i
全体的に色を明るめに出そうとして
いるのですが、再現力が欠けている
ように思えます。
他の写真ではくっきりとしている、砂浜に
見える陰影もどこか薄いように感じます。

つづいて3月の長崎県稲佐山からの夜景。

DSC04771 SONY DSC-RX100M3
デジカメの本領発揮とも言える写りです。
背景の山の稜線もはっきりとして、
右上の赤いアンテナや手前の工場や
住宅といった光源の弱いところも
しっかりと写っています。
DSC_0095 SONY E6683 (XPERIA Z5)
デジカメに比べると全体が黒くなりましたが、
実際の視覚に近い印象です。
DSC_2370 SONY SO-01F(XPERIA Z1)
全体として白っぽい印象。頑張って夜景を写そうとして光を拾いすぎてしまった感じです。お陰でもともと明るい海に面した部分が白っぽくなってしまいました。
IMG_20160322_193910_AO_HDR Xiaomi Mi4i
もはやお話にならないレベル…
明るい所ではしっかりと写せるのですが、
夜景は光源が弱いとダメダメです。
他の写真で見られる山の稜線も
全くわかりません。

なんだか新興中華スマホのフラッグシップと言われていたMi4iの駄目っぷりが目立ってしまいましたが、彼だって屋内や明るい環境であれば十分に使える端末ではあるのです。ちょっと撮影環境が向かなかったようですね(笑)
Z5は日中はもちろん夜景の撮影でも安定した写り具合で、日用機になりうるかも。という感想です。特に海外旅行で夕方に投宿し、ふらっと出かけようと思ったとき、出来れば手ぶらで出かけたいのですが、Gパンのポケットにアレもコレも入れられませんし、かといって小さいとはいえバッグを提げていくのも面倒。でも、ちょっと気になったモノを撮りたいからカメラ持って行きたいし…
そんなとき、Z5なら片方のSIMスロットは現地SIMでデータ環境を整え、もう一方はローミングで日本からの通話もバッチリ。カメラ機能も、まあこの通りスナップ程度には夜間もバッチリ。カメラの起動も早いので気軽にシャッターを押せそうです。
さあ、次回の旅行、何処にしよう?