上海の気になる建物2015(虹口地区) 2015/10/11 2015/10/12 kazuya

上海から帰ってだいぶ時間が経ちましたが、殆ど情報を更新せずひと月経ってしまいました。
今回は1週間の滞在で気になった建物を取り上げて見たいと思います。

【上海中信広場】
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蘇州河の北側、虹口区四川北路に今年オープンしたショッピングセンターとオフィスの複合施設。過去と未来の融合とも言える、里弄風のショッピングエリアと高層ビルのオフィスエリアとの組み合わせとなっています。このため、ショッピングエリアの低層部分は開放感よりは仕切られた感じが強く、田子坊を現代建築でリデザインしたように感じられます。
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再開発前、里弄があった頃の記憶を留める意味も込め、所々にもともとあった路地の住所を彫り込んであります。過去の上海と未来の上海の融合。そんな風に感じました。

 

【1933老場坊】
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過去の上海を未来に変える、新しい表現方法。元々食肉処理場として作られた建物をリノベーションし、虹口区を代表するファッション、アートスポットに生まれ変わりました。内部はカフェやショップ、オフィスにイベントステージとさまざまな使われ方をしており、誰でも気軽に入ることが出来ます。
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1933の特徴とも言える内部の複雑に入り組んだ渡り廊下。光と影が織り成す情景は時間帯によって変化し、訪れるたびに違った表情を見せてくれます。

(アクセス)
上海中信広場:地下鉄10号線四川北路駅下車。四川北路を南へ150m、海寧路の交差点向かい側。下車後徒歩5分。

1933老場坊:地下鉄4、10号線海倫路駅下車。四平路を南下し新嘉路を東へ。河を渡ったところで南下して100m。下車後、徒歩10分、途中にSNH48劇場あり。