全日空のコードシェア拡充の話 2015/10/18 2015/10/18 kazuya

10月16日、ブリュッセル航空とのコードシェアを発表した全日空。中身を見てコードシェアのエリアがテルアビブを除いて欧州圏にとどまっていたのが意外でした。6月のブリュッセル就航表明時にブリュッセル航空とのコードシェアでアフリカ圏への路線拡大を図る、なんて話をされていたように思います。 -参考:全日空、ぞくぞく欧州。(2015/06/01投稿)
エチオピア航空とのコードシェア開始以降、東非、南非へのアクセスは向上したものの、西非はまだまだこれから。といった感じでしたが、ブリュッセル航空とのコードシェアでこの間を埋めていくものだと思っていました。当初の談話では来年にもコードシェアを始めたいと言っていたようなので、とりあえず就航時期に前倒して欧州でのコードシェアを始めて、これから拡大。という流れに期待したいところです。
同プレスリリースでは同時にジャーマンウィングス(4U)、ユーロウィングス(EW)とのコードシェアも発表。既に両社の親会社に当たるルフトハンザドイツ航空(LH)ともコードシェアを行っている中でジャーマンやユーロとのコードシェアを行うのは、欧州域内便を中心にルフトでの運航からジャーマンへの路線移管が進んだ事が一番だと思います。
一方で、11月にはジャーマンとユーロがユーロウィングス名義で統合される予定であることから今更ジャーマンと提携して何になるのか?と思えると共に、ルフトハンザの子会社としてスターアライアンス加盟扱いであるユーロと非加盟扱いとなっているジャーマンの扱いがどうなるのか全く持って不明です。
ユーロのホームページ(http://www.eurowings.com/)にアクセスしたところ、ジャーマンのページ(http://www.germanwings.com/)にリダイレクトされ、特に統合に関するマイルなどの扱いに記載はありませんでした。コードシェアでマイルが貯まっても、GAみたいにプラチナポイントがもらえなければ選択する理由にはなりませんから、非常に気になるところではあります。
DUS乗継ぎ、EWのコードシェアでWAWの場合税金込みで10万切っているので、条件次第では来年東欧に行ってみたいなと考えており、果たして果たして。

また、欧州便の発表の数日前、13日にはアビアンカ航空とのコードシェアも発表しており、中南米4カ国へアクセスが可能になります。特にコロンビアの首都、ボゴタへはニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルスの北米3都市に加えてロンドンの設定もされており、行きと帰りで乗継都市を変えれば世界一周航路も可能♪
一度は南米へ行ってみたいですね…