10月25日の冬ダイヤから、成田ブリュッセル便の運航を発表した全日空。実現すれば唯一の日本とベルギーの直行便となりますが、2020年までに2013年比で1.5倍を目指すという国際線の増強策の一環なのでしょうか。
2015年春の欧州への就航地はフランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、パリ、ロンドンの5都市で、ドイツ3都市、フランス、イギリス各1都市ですが、ここにブリュッセルが加わると欧州では計6都市。ブリュッセルを拠点にするスターアライアンスメンバー、ブリュッセル航空のネットワークとの乗り継ぎも謳っていますので、コンゴ、ルワンダ、ブルンジといったアフリカの旧ベルギー植民地帝国エリアへのアクセスも向上するのでしょうか。
ただ、都市ベースでみると6都市と増えますが、現在羽田と成田それぞれからあるパリ便が羽田からのみとなるため、欧州便全体での1日7便という便数に変わりはないようです。パリ便は機材が787-8から787-9となるため、実際の輸送量減少は2便体制時の7割程度に収まると思いますが、こうなるともう1都市くらい、出来れば東欧あたり、ワルシャワとかに欲しいところです。そういえば以前に意欲を出していたモスクワ就航ってどうなったのでしょう。一昨年くらいに話が出てそれっきりですね。
787-9の受領が増えてくるにつれて今後も新規就航の話が出てくると思いますが、趣味的な面からも787の特性を活かせる中長距離便の設定に期待したいですね。
そういえば、シドニー便って続報聞きませんが、順調に交渉や手続き進んでいるのでしょうか。 立ち消え、というか報道だけ出て正式アナウンスの無かったイスタンブールと違って、ANA本体からアナウンスがあったわけですから、何の報告も無く消えてしまうとは思えないのですが…