5月16日、LCCによる航空連合、バリューアライアンス(Value Alliance)が設立しました。
加盟する航空会社はフィリピンのセブパシフィック航空(5J)、韓国のチェジュ航空(7C)、タイのノックエア(DD)とノックスクート(XW)、シンガポールのスクート(TZ)とタイガーエア(TR)、オーストラリアのタイガーエア・オーストラリア(TT)、そして日本のバニラエア(JW)、計8社。
リリースを見ていると予約システムの共通化、相互発券が主要提携内容となっていますが、バニラエア、スクート、ノックエアと、なんとなく星組の匂いがするのはたぶん気のせいでしょう。
そもそも、セブパシフィックはタイガーエアと提携し相互に予約や乗継が可能であったほか、スクートとタイガーエアグループは共にシンガポール航空の子会社であり、スクートとノックエアは共同でノックスクートを設立しています。これで既に8社中6社が何らかの形でつながっていた事になり、ここにバニラとチェジュが乗っかってきた。といった感じではないでしょうか。
このほか、アライアンス間の連携でエアアジアやジェットスターのように各国の航空会社と提携してネットワークを築く手間を省いたり、出資や買収でコロコロと変わる企業体制を落ち着かせることにも一役買うのではないかと思われます。
アライアンスでみれば端、北東に位置する日本。アライアンスのネットワーク図を見ていると、バンコクやシンガポールに直接乗り付けるのは長時間のフライトになってしまうので無理だと思いますが、台北やマニラ辺りと国内各地を結んで乗継による訪日客の獲得を期待できないかと妄想します。
バリューアライアンス誕生!
2016/05/16
2016/05/17