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Mi4iの使い勝手、電波の掴み方。

小米Mi4iを購入したのが7月下旬。以来3ヶ月近くソフトバンクとドコモのSIMを入れ、アレとコレをソレしながらSIMを入れ替えて使ってきたのですが、NFC機能が無いことを除けば日本での普段使いにも対応できる機種だと実感しました。

デュアルSIMとは言え、GSM網の無い日本においてはデュアルスタンバイは無いのと同じ。結局のところ、どちらか片方のSIMを入れて使う、というシーンが大半でした。実際の利用シーンでは、メイン機というよりは、ドコモXperiaZ1やソフトバンクiPhone5の電池の持ちが悪く、双方の予備機といった位置づけでした。Xperiaが昼前に50%を切ってしまい、食堂でSIMを入れ替えていたところ、「だったらモバイルブースター使えばいいじゃん。」という突っ込みがありました。「えっ?モバイルブースターをカバンに入れておくなら、スマホもう一台入れておく方が便利じゃないですか?」と半ば真面目に返しました。上司のキョトンとした顔が今でも思い出せます。



小米Mi4i、上海と台湾で利用してみた。

先日、香港で購入した小米Mi4iですが、上海と台湾で利用してきたので報告と感想を。

それまで海外で利用していた端末はメインにNOKIAのLUMIA920、サブにXPERIA LT15iだったのですが、今回LUMIAは液晶の修理に出していたのでお留守番、LT15iことXPERIA Arcは上海には持っていったもののずっと部屋で目覚まし時計代わりとなっていました。

Mi4iの特徴はその対応帯域の多さ。GSM、W-CDMAはもちろん、TD-SCDMAもサポートしており、LTEもFDD(バンド3/7)とTD(バンド38-41)の双方をサポート。W-CDMAはバンド1/2/5/8をサポートしており、日本のキャリアではドコモ、ソフトバンクの利用する2100MHz帯であるバンド1のほか、ソフトバンクのプラチナバンドであるバンド8にも対応しています。LTEはドコモで東名阪バンドと呼ばれソフトバンクも利用しているバンド3が対応しています。
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上海では2つあるSIMスロットに中国移動香港(CMHK)のSIMと中国移動(上海)を入れて、CMHKは1GB定額プランで利用。上海版は2G固定で通話専用に。
台湾では現地調達したNT$500で10日間定額利用のプリペイドSIMのみを投入して利用。
昨年の上海は中国移動(上海)のSIMをLUMIAに入れ、3のSIMをLT15iに入れていたため、中国での通信速度はLUMIAがEDGE、3がHSDPAと、とても遅い状態だったのですが今年は一変。Mi4iはLTE対応のため、上海滞在中でも高速通信に対応でき、パソコンもテザリングで快適通信…
といきたかったのですが、1GBの程度がわからず恐る恐るホテルのLANと使い分けて使っていました。そう考えると、コマンド送信やアプリなどでデータ定額の残量が判るようになれば良いですね。幸い、今回は一週間の滞在で1GBに収まりましたが、アプリなどで通信量の把握ができるなら、最初から2GBプランを購入するか、足りなくなる分だけ追加購入するかを判断する材料になると思います。
一方で中国でのLTEの状況ですが、滞在していた常宿が南京路至近という立地もあってか、部屋では通信速度が度々低下したほか、地下鉄に乗ると一気に2Gに切り替わったりするなど、常に快適な通信が保てない点の改良が望まれます。MI4iはTD-SCDMAにも対応していますが、その実効速度は非常に低速。2Gと3Gとの速度差を殆ど感じられることがありませんでした。

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一方で台湾。旅行者向けの定額SIMにLTE対応版が登場しており、料金据え置きで最高速度がアップしていました。カウンタでの開通手続きも手馴れているのか至ってスムーズ。中国語を全く話せない友人が特に助け舟無く開通できたところを見ると結構な人が利用しているのではないかと思われます。
しかし、対応バンドのうち台湾のLTE、バンド3、28のうちMi4iが対応しているのはバンド3(1800MHz帯)のみという事もあってか、地方というよりも台北近郊に出ただけでHSDPAに切り替わってしまう状態でしたし、新幹線に乗っているときは通信不良に陥る状態でした。この辺は改善がのぞめるのかは分かりませんが、それでもLTE回線としては写真や動画のアップロード、ダウンロードともにストレスを抱くことは殆ど無く、高速の状態が保てている印象でした。ただ、南廻り線、花東線のトンネル多発区間ではそもそも圏外、という状況は幹線という位置づけからも早く解消していただきたいなと思っています。
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おまけですが…
上海のタクシーで充電サービス付きの後部席モニターを見かけました。普段助手席側に座ってしまうので今まで気がつきませんでしたが、聞いてみたところ、しばらく前から付いていたそうです。あぁ、知らなかった…

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ソフトバンクポイント消失回避…いや、消えてるか

8月いっぱいでソフトバンクポイントが3000ポイントほど切れるため、何か使わないといけないな~と思ってたのですが、iPhone6Sの登場はもう少し先のようだし、付属品、アクセサリ類もどうにも欲しいものが無い。スマホ、iPhone用の充電器でも買うか。と考えていましたが、結局はiPhone用にSoftBank SELECTION Dockスタンドスピーカー(Dockタイプのスピーカー付き充電器)を購入。

来月の上海行きまでに届けば持って行って、充電台兼スピーカーとしてホテルの部屋で使えるかな、なんて思ったり。1週間で届けばですが…

ソフトバンクポイントも以前の100円単位での付与からから1000円単位となり、そして現在はTポイントに切り替わっているため、毎月どれだけ貯まっているのかだんだんとあやふやになってきました。携帯キャリアの思う壺ですな…
今回のスピーカー購入で3回線分のソフトバンクポイントを統合して6000ポイントほど使い、残ったソフトバンクポイント1000ポイントと、Tポイントは次回iPhone6Sを買い増し(そういえば昨今、こういう言い方しなくなりましたね。)する時に使おうと思います。

iPhoneアクセサリなら SoftBank SELECTION


中国移動香港のSIMカードを交換する

中国移動通信、CMHKのプリペイドSIMは今でこそ4G通信まで対応していますが、古い世代のカードは2G通信しか対応しておらず、データ通信がとにかく遅い印象でした。以前は他社のプリペイドSIMも3G通信がメインでしたが、続々と4G通信対応のカードが登場し、いよいよ4G対応のカードへ切り替えようと思っていたのですが、以前にCMHKのサイトに10ドルの手数料の支払い、もしくは100ドル以上のリチャージで2G対応のSIMを4G対応へアップグレードが出来るというサービスを見つけ、SIMの期限日前日にリチャージすれば期限の無駄なく4Gに切り替えられると思ってショップに突撃しました。

店員に今持っているプリペイドSIMを2Gから4Gに切り替えたい旨を申し出ると、戸惑う感じも無く、手数料払うかリチャージするかという話になり、特に個人氏名の登録は行わないものの、身分証(パスポート)を掲示。古いSIMカードは原則回収との事でしたが、特に何も聞かれずに返却されました。普段ショップや露天で売っているプリペイドSIMは電話番号がプリントされていますが、ショップが用意したSIMはデザインこそ同じでしたが電話番号を手書きでメモするタイプでした。

リチャージ分の代金を支払い、新しいSIMを巻末に入れて電波を掴んでいるか、つまりSIMの移行が完了したのを確認し、最後に書類に間違いが無いかを確認してタッチタブレットにサインして終了。待ち時間は10分ほどでしたが、カウンターに付いて手続きに掛かった時間も10分程度。週末のモンコックでもっと時間が掛かると思っていたのに意外と早くてあっけなかったです。

LUMIAで4Gを掴んでいることを確認したら、iPhone5で初めて4G通信を体験した時のように感じ、なんだか嬉しくなってきました。これまでの香港でデータ通信は3のSIMをメインに使っていたのですが、これから通話もデータもCMHKメインになりそうです。

ただ、SIMの切り替えに伴って通信料も変化がありました。これまで香港での定額制データ通信料金が9ドル/日だったのが48ドル/日と値上がりしたほか、大陸側でのデータ通信料金が38ドル/日から48ドル/日に値上がり。
ただ、4G対応SIMの場合、香港内の日額48ドルはデータパッケージプランの5日タイプを申請すれば1.5GB/5日で48ドルで済むため、1日あたり300MB程度で済ませられる、多量のデータをやり取りしない使い方であれば1日辺り10ドル弱とほぼ変わらない印象です。しかも、2G対応SIMの時のようなデータ定額の開始、停止をダイヤルしなくても済むようになった(データパッケージプランは5日目の23:59に自動終了する)ので、うっかり外し忘れてずっと課金とか、香港についても申請忘れてずっと従量制だった、なんて失敗も防げます。

あとは大陸側での使い勝手ですかね…これまでは3のデータ定額は香港では最大通信速度がHSDPAで28ドル/日と安価ですが、大陸側では98ドル/日と大幅アップ。いままではチャイナモバイル香港のローミングだと2Gだから遅いしな~と3でのローミングを行っていましたが、これはもはや勝負になりません。4Gで48ドル、さらにデータパッケージを利用すれば118ドル/GB(500MB、2GB設定もあり)なので、来月の訪滬の際に試してみたいと思います。

そしてSIMを交換したこの後、深水埗で新しいCMHKのSIMをゲットしたのは多分気のせいです。


Xiaomi(小米科技)、Mi4iを購入する!

旺角と言えば女人街が有名ですが、彌敦道と女人街こと通菜街の間にある西洋菜街も旺角有数のスポットの一つです。油麻地駅にも近い南側の登打士街から、北側の亜皆老街までの400m弱にひしめく大手電気量販店と携帯電話屋、キャリアショップと、見ていて飽きの来ない場所です。以前はノキアの直営店もあり、何度か購入したこともあるのですが、ノキアがスマートフォンから撤退した現在、すっかり別の店舗に成り代わっています。
今回はwindows phone、Microsoft Lumia930の購入を検討していたのですが、windows10が登場間近ということもあって、一旦スルーして話題のXiaomiでも買おうかと計画を改め、中国移動香港のショップでSIMカードを2GオンリーのminiSIMから4G対応のmicroSIMに切り替えた後、目の前にあったCITYLINKという量販店へ突撃。HKD1,990にてほぼ即決。本当はホワイトが欲しかったけれど、ブラックしか在庫がない、ということでブラックにしました。艶のない落ち着いた色合いでこれはこれでありかも。無料でガラスフィルムも付けてくれる、というのでお願いしちゃいました。
香港の携帯ショップではよく、「双卡双待」の文字が見られますが、デュアルSIM、デュアルスタンバイのことですが、以前は片方がW-CDMA対応でももう片方はGSM専用だったのですが、最近では設定から切り替えが出来るようになり、GSMの使えない日本では実質デュアルSIM、シングルスタンバイとして機能することになります。デュアルLTEとは言わないから、LTE+W-CDMAの「双卡双待」機の登場を期待したいところですが、現状日本以外ではそんな需要が殆どないため、GSM停波が進むのを待つしかなさそうですね。

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外箱。いたってシンプル。

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箱、オープン!

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さらにオープン。中身はいたってシンプル。
下段右下はマニュアルですが、非常にペラペラ。

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充電器は2A。高出力タイプですね。

さて、我が物となったMi4iですが、Xiaomiグローバルモデルと言えども言語環境は表示こそ各言語を備えているものの、日本語のサポートはなく、入力はgoogle日本語入力かSimejiを入れる必要があります。さらに、動作環境を日本語化させるためにMore Local 2をインストール。
しましたが、Xiaomi側のプラットフォームであるMIUIがそもそも日本語に対応していないので、殆ど日本語化される意味がなく、大部分は英語メニューのまま。英語より中国語の方が解せる自分には痛い所です。

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言語メニューには主な販売ターゲットともいえる東南アジア、インド方面の言語がズラリ。でも日本語がないなんて…

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中国語の言語環境から…

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日本語の言語環境に…なった…??

使ってみると、iPhone5とXperiaZ1の間の大きさと言った感じで割りと使いやすいです。MIUIカスタマイズのせいか、動作もWPのようなヌルヌルした感じです。アンドロイドは今までXperiaしか使ったことがなかったので、アンドロイドに対するイメージが変わった気がします。

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大きさ比較。
左からiPhone5、Lumia920、Mi4i、XperiaZ1。

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背面も艶なしでブラックというよりダークグレーと
いった感じ。落ち着いていい感じですが、
少しオヤジ向け感も。

さて、こいつ。日本に帰国後の活用策を考えて、CMHK、ThreeのSIMを挿してローミング。ただ、同時待受けが出来ないので、結局CMHKの一枚挿しでの運用となりました。
一応、手持ちのDocomoとSoftbankのSIMを挿入して速度チェックも行ってみました。

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DocomoではMopera接続で
下り11Mbpsをマーク。

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SoftbankではiPhone用SIMで
なんと下り37Mbpsを叩き出しました。


日本のネットワークでも無事に接続できることを確認し、再びローミング機となったMi4i。しかし立ちはだかる技適こと技術適合証明の壁。この壁をクリアして堂々と日本のSIMを挿して使える日が来るのでしょうか…

 

最後に、香港ビクトリアピークからの夜景を比較画像にして。(クリック先はオリジナル画像。)

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Mi4iで撮影

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iPhone5で撮影