Mi4iの使い勝手、電波の掴み方。 2015/11/03 2015/11/06 kazuya

小米Mi4iを購入したのが7月下旬。以来3ヶ月近くソフトバンクとドコモのSIMを入れ、アレとコレをソレしながらSIMを入れ替えて使ってきたのですが、NFC機能が無いことを除けば日本での普段使いにも対応できる機種だと実感しました。

デュアルSIMとは言え、GSM網の無い日本においてはデュアルスタンバイは無いのと同じ。結局のところ、どちらか片方のSIMを入れて使う、というシーンが大半でした。実際の利用シーンでは、メイン機というよりは、ドコモXperiaZ1やソフトバンクiPhone5の電池の持ちが悪く、双方の予備機といった位置づけでした。Xperiaが昼前に50%を切ってしまい、食堂でSIMを入れ替えていたところ、「だったらモバイルブースター使えばいいじゃん。」という突っ込みがありました。「えっ?モバイルブースターをカバンに入れておくなら、スマホもう一台入れておく方が便利じゃないですか?」と半ば真面目に返しました。上司のキョトンとした顔が今でも思い出せます。
さてさて、アプリを使っているには日本語で表示されるのですが、MoreLocale2をインストールしているとは言え独自UIであるMIUIが採用されているため、設定画面はさすがに日本語化は無理なようで、設定を開いた途端に英語オンリーに。
困ったことに、中国語に設定した後にMoreLocale2で日本語を選択しても、設定画面などは英語に切り替わってしまい、英語よりは中国語のほうが解せる身としてはつらいところがあります。

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日本語を選択しても…
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設定画面では英語に。

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そんなに難しい言葉ではないので、まあ何とかなってます。

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メイン画面はアンドロイドとiOSを足して2で割ったような印象。SIMスロットはデータ通信を選択しているスロット側はLTE、W-CDMA、GSMの切り替えが可能ですが、音声通話専用のスロットはGSMオンリーのため、常に圏外となります。電池の消耗を防ぐため、SIMを入れていてもスロットごと0ffにしています。

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設定画面のSIMカード設定より、データ通信に使うスロットを切り替えると、切り替えた側で利用するネットワークサービスがGSMオンリーから上述の3パターンから選べるようになります。
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ソフトバンクとドコモ、どちらも問題なくテザリングも可能です。10月下旬に突如撤廃されたドコモSPモードのIMEI制限ですが、もちろんMi4iも撤廃の恩恵にあずかりSPモードでの接続が可能です。これでSIMフリー機の為だけに契約していたmoperaを解約できる♪と思って早速ウェブでポチッたのはつい昨日の事です。

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スピードテストでは一般的なHSDPAでの通信速度を出していて、可もなく不可もなく、といった所。LTEでは日本でも用いられているバンド3が利用可能ですが、実際に利用してみると殆ど拾うことがありません。このバンド3、ドコモは東名阪バンドと言われていますが、自分の普段の行動範囲に入っていないのか、ドコモネットワークでは殆どLTEに切り替わることはありません。ワイモバイルでもこのバンド3を使っているはずなのですが、Lumiaでは拾うこのバンド3も、Mi4iでは何故か拾いません。このほかの帯域ではバンド41もサポートしており、ソフトバンクで利用できる帯域のはずです。
いちおう、どちらのキャリアでも手動でこれら4Gのネットワークを選択することは出来るのですが、いつの間にか3Gネットワークに切り替わっており、拾える帯域の狭さから4Gが途切れて3Gになってしまうのか、それとも相性的な問題なのかわかりませんが、3Gでは安定して接続できているソフトバンクとドコモ、対応しているはずなのに何故か拾わないワイモバイル(こちらは2年縛りが終わって解約しましたが…)。
海外のSIMフリー機で利用するならどのキャリアが一番なのでしょうかね…?とくに近年、量販店などで海外からの旅行客向けにデータ通信SIMが販売されていますが、仕様上は4Gでの通信が可能なSIMでも、端末が日本の主流バンドである1、3、28に対応していないと延々と3Gで接続される事になります。まあ、バンド3は大抵の端末が対応しているとは思いますが。Lumiaが日本で発売されない理由はこうした帯域の特殊性が関連しているのかな、なんて思います。とすると、Xiaomiも日本での発売は当面先か、永遠にやってこないのかも知れません…

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ドコモのSIMを入れると、IIJとB-mobileのAPN設定情報が自動で選択肢に出てきます。いちいち設定しなくていいのでMi4iでMVNOを使うならこの二つがお勧めです。