中国移動通信、CMHKのプリペイドSIMは今でこそ4G通信まで対応していますが、古い世代のカードは2G通信しか対応しておらず、データ通信がとにかく遅い印象でした。以前は他社のプリペイドSIMも3G通信がメインでしたが、続々と4G通信対応のカードが登場し、いよいよ4G対応のカードへ切り替えようと思っていたのですが、以前にCMHKのサイトに10ドルの手数料の支払い、もしくは100ドル以上のリチャージで2G対応のSIMを4G対応へアップグレードが出来るというサービスを見つけ、SIMの期限日前日にリチャージすれば期限の無駄なく4Gに切り替えられると思ってショップに突撃しました。

店員に今持っているプリペイドSIMを2Gから4Gに切り替えたい旨を申し出ると、戸惑う感じも無く、手数料払うかリチャージするかという話になり、特に個人氏名の登録は行わないものの、身分証(パスポート)を掲示。古いSIMカードは原則回収との事でしたが、特に何も聞かれずに返却されました。普段ショップや露天で売っているプリペイドSIMは電話番号がプリントされていますが、ショップが用意したSIMはデザインこそ同じでしたが電話番号を手書きでメモするタイプでした。

リチャージ分の代金を支払い、新しいSIMを巻末に入れて電波を掴んでいるか、つまりSIMの移行が完了したのを確認し、最後に書類に間違いが無いかを確認してタッチタブレットにサインして終了。待ち時間は10分ほどでしたが、カウンターに付いて手続きに掛かった時間も10分程度。週末のモンコックでもっと時間が掛かると思っていたのに意外と早くてあっけなかったです。

LUMIAで4Gを掴んでいることを確認したら、iPhone5で初めて4G通信を体験した時のように感じ、なんだか嬉しくなってきました。これまでの香港でデータ通信は3のSIMをメインに使っていたのですが、これから通話もデータもCMHKメインになりそうです。

ただ、SIMの切り替えに伴って通信料も変化がありました。これまで香港での定額制データ通信料金が9ドル/日だったのが48ドル/日と値上がりしたほか、大陸側でのデータ通信料金が38ドル/日から48ドル/日に値上がり。
ただ、4G対応SIMの場合、香港内の日額48ドルはデータパッケージプランの5日タイプを申請すれば1.5GB/5日で48ドルで済むため、1日あたり300MB程度で済ませられる、多量のデータをやり取りしない使い方であれば1日辺り10ドル弱とほぼ変わらない印象です。しかも、2G対応SIMの時のようなデータ定額の開始、停止をダイヤルしなくても済むようになった(データパッケージプランは5日目の23:59に自動終了する)ので、うっかり外し忘れてずっと課金とか、香港についても申請忘れてずっと従量制だった、なんて失敗も防げます。

あとは大陸側での使い勝手ですかね…これまでは3のデータ定額は香港では最大通信速度がHSDPAで28ドル/日と安価ですが、大陸側では98ドル/日と大幅アップ。いままではチャイナモバイル香港のローミングだと2Gだから遅いしな~と3でのローミングを行っていましたが、これはもはや勝負になりません。4Gで48ドル、さらにデータパッケージを利用すれば118ドル/GB(500MB、2GB設定もあり)なので、来月の訪滬の際に試してみたいと思います。

そしてSIMを交換したこの後、深水埗で新しいCMHKのSIMをゲットしたのは多分気のせいです。