2011年頃から上海の一部地下鉄駅に登場したマルチメディアキオスクで銀聯カードによる公共交通カードへのチャージが可能でしたが、2014年にお目見えした銀聯カード専用の新型チャージ機が1年の間にものすごい勢いで増殖し、殆ど全ての駅についているのではないかと思われます。
2005年頃に登場した、現金専用のチャージ機は銀聯カードのスロットが付いていたものの結局使われること無く塞がれ(最初からガムテープ。)現在では新型に置き換わったのか表面パネルを取り替えたのか、すっきりと無かったことになってしまっています。
最初に挙げたMM端末も殆どの駅で使用が中止されており、撤去も時間の問題のように思えます。こいつはプリペイド携帯のチャージも出来たようなので便利に思えたのですが、使っている人を見たことありませんでした。
こうした流れの中、ついに登場した新型端末はこれまでのずんぐりむっくりとした直立型券売機とは一線を画すスマートな外観。
タッチパネルの反応もよく、英語にも対応(使ったことありませんが…)しているので外国人にも親切って、書きながら、銀聯カードを持っていて、チャージするための中国語すら分からない外国人ってそうとう珍しいでしょうね。
以下、チャージの手順をおさらいします。
なぜか端末によって配置が異なるディスプレイ。
右上の「査询(チェック)」を選ぶと残額のほか、最新10件分の履歴を確認できます。
駅によっては「售卡(カード発売)」があったりも。(確認済みですが未利用です…)
カードを入れるとまずは現在の残額が表示されます。
もし残額が大きく、チャージが必要ないな、と思ったら左下の赤い「辺回(戻る)」ボタンで初期画面に戻ります。
次にチャージの決済手段を選択。
真ん中の「e充卡」とはPasoriとSuicaが一つになった代物。
正直、リアルで使っているところを見たことが無いです…
去年は左側の「支付宝(中国版PayPal)」は無かった気がします。
支付宝はクレジットカード払いにも対応したはずなので、日本のクレジットカードでもチャージできる?
ここまで来たら後は中国語を読めなくとも進めそうですね。
チャージ金額を選択しますが、私は大抵100元単位でチャージします。
最近は日本のクレジットカード会社でも三井住友カードやUFJニコスなど、銀聯ブランドを出しているところがいくつかあります。これらのカードであれば交通カードのチャージでもポイントが貯まりますので、 地下鉄やバス、タクシーの利用があれば少しオトクな上海生活が送れるかもしれません。