タイトルどおりです(笑)
JR九州の交通系ICカードであるSUGOCAとバス連合ともいえるnimocaがどちらも11月14日に宮崎県内でのサービスを開始。SUGOCAは宮崎駅を中心とした県内12駅に、nimocaは県内唯一のバス会社である宮崎交通への導入で一気にエリアを広げました。
ということは記念カードも当然発売されるわけで、今回もコレを狙いに宮崎へと旅に出ました。
772も随分と乗り慣れました…
当初の予定では、まず福岡空港から北九州へ向かい、6月に発売されたモノスゴカを手にいれ、その後南下して宮崎入りをする予定だったのですが、福岡空港についた時間が小倉方面へのバスの空白時間帯。30分に1本は欲しいですね…
仕方が無いので一旦博多へ出て特急で向かうことに。高速バスが1230円、1時間20分に対して博多経由だと1700円、1時間丁度。そういえば、航空券予約時に北九州空港って2000円増し位だったような。いやいや、あちらだって小倉までバスで50分、620円だし、どちらが正解とは言えないわ。きっと。
博多から小倉までは白いソニック885系。
2号車の座席はコンセント付きなのですが、
差込口周囲のデザインのせいで手持ちの充電器は利用できず…
小倉駅のコンコース上に乗り入れてくるモノレール。
改札同士が徒歩20秒くらいなのでとても便利。
手に入れたモノスゴカを使い、キオスクで駅弁を購入。
モノスゴカは券売機であっさり購入。次のソニックで大分へ行き、20分少しの待ち時間でにちりんへ乗継ぎ。制度上はラッチ内乗継ぎですが、構内の売店が貧相なので待ち時間に外のコープでビールとからあげを購入。
次のソニックと接続してにちりんは出発します。小倉から大分の1時間半、そして大分から宮崎の3時間を車内販売無しで乗り切るのは正直きついですし、小倉で大量に購入してもビールがぬるくなるだけですから、大分での待ち時間を利用して冷えたビールを調達しようと考えていたのでした。
小倉から大分までは青いソニック883系。
885以降にはないゴツゴツした感じが良いですね。
大分から先は今もJR九州の象徴、787系。
4両タイプなので883ぽい所もあって面白いのですが、
コンパートが無いのが残念ですね。
大分駅で購入したから揚げはゆっくりと堪能しました。
ただ、大雨による抑止で3時間乗車の予定が
4時間となって最後は時間を持て余してしまいました。
今回はソニック、にちりんのどちらも自由席を購入しましたが、利用したJR九州のネット予約限定切符、「九州ネットきっぷ」の予約操作ではピッタリ接続の組み合わせでしか予約が出来ず、今回のようなケースでは必然的に自由席利用となります。せめて大分駅のホームに売店があれば良いのですが…
多分この組み合わせはもう利用しません。料金はネットきっぷで5660円ですが、時間は小倉から4時間40分掛かりますから、それならば博多から新八代経由で新幹線とバスの乗継ぎで行く、B&Sみやざきの方が3時間と早い。しかもネットきっぷなら7000円。1400円払って1時間半早いなら…いや、博多からで比較すると2時間20分早いなら十分に価値があります。
いやむしろ、7000円払うなら最初から宮崎便乗りますw(爆死)
前日の宮崎市内は翌日から始まるICカードサービスに向け、着々と準備中でした。
宮崎駅前には特設ステージが作られ、サービス開始イベントが開催されるようでした。
さて、肝心の記念限定柄nimocaですが、発売が至ってスロー。nimoca全体で言える事ですが、記念カードでもスターnimoca(記名式カード)に出来るほか、定期情報も載せられるため、未活性の状態で窓口に置かれており、注文を受けてから作るモスバーガー宜しく時間が掛かるのです。今回、最初に購入場所に選んだ宮交シティでは、9時の発売開始より前、8時45分にフライングで発売開始したのですが、スターnimoca希望者ばかり。予め申し込み用紙を記入してはいたものの、細かい説明からはじまって、定期情報を書き入れたり、追加でチャージしたり、既存の宮交バスカを払い戻ししたりと、色々時間を取っていて15番目まで周ってきたのは9時30分すぎ。このとき既に待ち人数50人超え。その後、どうやら昼時になって無記名専用のブースを拵えたらしいです。
次にバスで移動して橘通にある営業所で購入したときは10時発売開始で2分前に到着して5番目。前述のような払い戻しの人が2人いたほかは、無記名購入のマニア風の人だったため、10分待たずに購入できました。
どうでもいい話ですが最初空港へと向かう際、宮崎駅の自動改札脇にテレビ局の人がカメラを構えて居り、ICカードをタッチする瞬間を撮りたかったらしいのですが、ずっと構えているのが疲れたのか外した瞬間に自分が通過し、相当に悔しがっていました。「あぁ…」、というため息の後舌打ちが聞こえました。これほどまでに改札の通過に理不尽な申し訳なさを感じたのは初めてです。
さて、カードは無事に自分の分、同僚の分、元職場の人達の分を手に入れることが出来たので、夕方の東京へ帰る飛行機の時間まで近隣へお出かけ。まずは宮崎神宮、と思ったら宮崎神宮にバスが到着する直前にいきなり雨が降り出し、参道歩いているときもずっと降っていたのでお参り程度に留めて再びバスに乗って北部の高鍋へと向かいます。
高鍋は餃子の町という情報を事前に得ていたのですが、宮崎神宮から高鍋バスセンターまで1時間。運賃は1,110円。帰路の特急では佐土原停車で20分程度。運賃と自由席料金合わせて1,180円。なんだか特急が短距離でも利用客がいるのがわかるような気もします。
宮崎に導入された新型のポイント交換機は
クレジット機能付きカード限定のクイックチャージにも対応。
今年4月から福岡に導入されていたのですね。知らなかった…
バスにはステッカーの掲示のみで、筑豊や熊本の
時のようなラッピングバスは走っていないようです。
宮崎駅前では県内各地の道の駅から出店が出ており、活気に満ちていました。
九州の駅って、週末にイベントを多く開催しているので楽しいですね。
客引きというより罰ゲーム的ないでたちのおっさん。
カメラ構えたらこのポーズ。
自分だったら恥ずかしくて…
バスに揺られて高鍋へ。停車しているバスも
ノンステップやワンステップが目立つようになりました。
本当は餃子の馬渡に行きたかったのですが夕方からの営業だったので、
もう一つの有名店、たかなべギョーザへ。
細かく刻んだ具材が口の中で解けていく感じでした。
美味しかったし、安かった。宮崎、また来たいです。
バスカも使い切ってしまいたいし…
帰路、高鍋から宮崎は783系。
2日間で九州の電車特急全形式に乗車した事に。
宮崎で一旦下車したのち、普通電車で空港へ。
ここでまた783系でした。シャトル運用あるんですね。
10月から導入している全日空の新型チェックイン機。
初めて見ましたが、従来機と違ってスリムな印象です。
宮崎県へのICカード導入で、九州内の全都市圏でSUICA互換のICカードが利用できるようになりました。ただ、鹿児島や長崎、熊本のようにバス会社を中心にまだICカードが独自仕様の都市もあり、うっかり乗ってしまうと大変です。
関西圏ではプレミアサービスのある独自カードと無割引のPitapaやICOCAが1つの端末で使えるようになっており、普段使う地元の人もたまに使う他所の人にも便利なサービスとなっていました。今回の宮崎では従来の宮交バスカを4ヶ月の並存期間ののち廃止する方向なのですが、nimocaというプラットフォームが出来上がっており、乗車金額に応じたポイントサービスや乗継に対する割引など従来のサービスに近いものが引き続き提供できるため、廃止しても問題ないと判断したのでしょう。自社でシステムを維持するより利用料払って丸投げした方がコストも抑えられると思います。
熊本は来年春に方乗り入れが始まるようですが、鹿児島と長崎では、後者は昨年に全国利用可能なICカードへの切り替えを検討していることを発表しています。これらの都市にもnimocaを導入しての共通利用、もしくは片乗り入れが始まると旅行のときにいちいち現金を用意しなくて済むようになって良いですね。
でも、また記念カード買いに行かなきゃ行けないのかな…w