月: <span>2015年6月</span>

香港(に行きたい)病

不治の病かも知れない、と最近思えてきました。香港(に行きたい)病。以前はただ、海外に逃げたい衝動だと思っていたのですが、色々と行ってみた結果、この衝動は香港でないと押さえられないことが分かりました。まさに香港中毒。
最近は台湾やインドネシア、ミャンマーとアジア度が高い所為か重症化していませんが、すでに前回の渡港から1年3ヶ月。最近仕事も気が乗らず、香港からのお客さまを見ると羨ましくて仕方がありません。
しかし、どうにも最近の円安でただでさえも高い香港のホテル代がさらに高く思え、かといって今更ゲストハウスに泊まる気もせず、さてさてどうしたものか。という気分です。

一方の渡港手段も、ジェットスターが成田-香港便を開設し、香港エクスプレスが成田便を増発といったなか、我が全日空は昨年秋に羽田-香港の深夜便を始めた程度のニュース。価格を取ってLCCで病を抑えるか、やっぱり全日空にして修行心も満たすのか。

貯まっているマイルをスカイコインに換えて、運賃の一部に充てればLCC並みの料金で修行心も満たせますが、このマイルは本来、運賃設定が高めな上海行きで秋に使う予定でキープしているので、ここで使うのは正直微妙な気持ちです。
香港便はスタアラグループでは直行便が全日空のみなので、以前は何が何でも全日空。という気持ちだったのですが、荷物もいつも通りの肩下げバッグ一つだろうから、預け入れもなくLCCでも追加料金発生しないし、最近の全日空はインボラも期待できないので他社でもいいか、と思い始めています。
さらにLCCなら最安で3.5万程度。全日空便なら成田発着でも5万ほどですから、この差2万に選択するだけの価値があるのか。という点でも、もう少し悩んでみたいと思います。

 


JR東日本そして北海道、新型気動車投入のお話

先月JR東日本が発表した、日本海縦貫線への新型DC投入の件ですが、電気式DCという点も珍しいと思っていたのに、今週になって北海道からも新型電気式DC導入のニュースがありました。北海道の場合は東日本と同一形式を導入する、といったプレス内容でしたが、先行でお試し2両を投入し、具合を見て140両在籍している北海道のキハ40シリーズを置き換えるという話です。
東日本の場合、昨年発表された八戸線への新型DCとともに公募による入札とのことですが、これは日本メーカーの欧州進出、日欧EPAにおいて日本の鉄道市場の開放が欧州側から求められているためだと思われます。八戸線の液体式DCはともかく、今回の電気式DCはボンバルディアに代表される欧州勢に一日の長がありますから、ここら辺が落札するのかな、とは思いますが、日立の辺りの可能性もありますね。北海道も同一形式という点ではこちらのメーカーも同じところになる可能性が高いですね。
東日本で導入する両数、150両から最大250両に北海道の140両(実際にはこれより少ないそうです。)とあわせると最低でも300両、最大で400両近い車両を納入する事になりそうですが、果たしてそのメーカーは何処になるのか、という点が興味深いです。
そういえば、キハE200やHB-E210といったハイブリッドDCは今回は見送りになるのでしょうか。秋田青森エリアではHB-E300の運行実績もあり、さらに今回1編成増備も発表され、仙台都市圏エリアでも運行されるくらい実績を作ってきた技術なのに勿体ないように思えます。10両、20両単位での増備はいいけれど、100両単位の大量製造はコストに見合わないのでしょうか。
重量面でも国鉄型キハ40で約37t、新型ではキハ110で31tに対し、HB-E210で40tと大幅な重量増な点もハイブリッド式が増えていかない一因になっているのではないかと思います。電気式DCなら発電機、モーターはHBシリーズとほぼ同じ機構でバッテリーだけ外して重量抑えて整備もラクラク♪的な発想なのでしょうか。
いずれにせよ、公募の結果が出るのが楽しみですね。

そして、両社共に置き換え対象となっているキハ40シリーズの行き先もきになります。
廃車になる車両はやはり、先輩と同様ミャンマーへ行ってしまうでしょうか。今回の車両には冷房車だけでなく非冷房車も多数含まれていますが、近年エアコン車両を欲しがっているかの地に非冷房車が受け入れられるのか、それとも定番の貫通扉全開の非冷房車として地方路線で運転されるのか、やっぱり輸出されずに解体されてしまうのか、その辺も今後目が離せません。

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暮れなずむヤンゴン駅で家路に着く人を乗せ、北海道出身のRBE25106が環状線内回り運用の出発待ち。ヤンゴン環状線ではキハ40、38、181を使用したエアコン車運用が設定されており、1周約2時間40分でヤンゴンと郊外の街を結んで走っています。

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せっかく譲渡されてもしばらくすると整備不良で留置になってしまうのは東南アジア何処でも一緒なのが悲しいところですが、東日本は整備技術の供与にも積極的なのでこういった状態も徐々に解消されていくのではないでしょうか。

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キハ38も活躍中。整備不良の原因の一つとして多数の形式で少数の車両が在籍していることではないでしょうか。今後、キハ40が大量放出されますので、単一車種が大量に手に入れば整備性も向上し、不良車が減少するのではないでしょうか。


唐辛子栽培 season 2015 -report. 07

いよいよ関東も梅雨投入ですね。昨年の唐辛子は梅雨時はまだ室内に居たため影響は受けなかったのですが、今年は屋内。しかし成長度合いでは昨年比1ヶ月半ほど先行しているので、あまり気にしないことにしました。
万が一、一部が枯れても良い様に多めに株を残してありますから。

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背丈が伸びてきたせいもあって間引きをしても株同士が重なってきてしまいました。そして今年もアブラムシ発生。
昨年は唐辛子水を作って吹きかけてみましたが効果はイマイチ。牛乳や米の研ぎ汁は後処理が面倒なので使いたくないし、砂糖水は別の虫が湧いてきそうですし。別に無農薬を目指しているわけではありませんが、元々お金かけていないのに農薬買ってくるほどの手間掛けたくないし。
梅雨が終わって気温が上がってきたら居なくなってしまったので、それまでの間の対処方を考えないといけません。

さて。唐辛子以外の状況報告をまとめて。
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人参の花。昨年は北向きの玄関先で栽培していた再生人参ですが、今年は南向きのバルコニー。おかげで6月に入ったばかりですが満開状態です。茎も太くてしっかり。そして頭でっかち。既に自分を支えられなくなってきています。やがて種が出来る頃、自重で倒れて子孫を残す。そういう形らしいです。

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そしてカボチャ。葉の大きさや数には殆ど変化ありませんが、下のほうでしっかりと成長していました。WP_20150608_11_02_26_Pro
去年は時期が遅かったのもあるかと思いますが、花だけ咲いて実が出来なかったカボチャ。今年はぜひ実を結んで欲しいです。
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他のところでも続々と蕾が出来てきました。これだけあれば花のてんぷらを作って食べられそうですね。楽しみです。
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そして、カボチャの片隅でなにやら新しい命が。双葉の形からすればナス科の何かのようですが、唐辛子を植えた記憶はないし、ピーマンこんなに植えてないし、いやそれだって、ふた月ちかくも前の話だし。
そういうば先月パプリカの種の部分この辺に捨てたな…
いや、そんな、まさかね…w


海外プリペイドSIM(ミャンマー編)

毎度渡航先で購入している現地SIMですが、現地でのホテル予約や情報収集、地図アプリの利用など、使い道は実に多様。最近のホテルは海外予約サイトの普及で予め日本で予約してしまっているので必要性は薄まりましたが、旅行情報サイトの充実で重たいガイドブックの類を持ち運ぶよりも手軽なので活用次第で快適な海外一人旅が可能となります。

今回のミャンマーでは、昨年のインドネシアの教訓を手に、SIMの入手は出来るうちにしておこう。と考え、今回の訪緬では空港のバゲージクレームにあったTelenorのカウンターでさっそくプリペイドを入手。モバイル難民にならずにすみました。
Telenorのカウンターで購入したSIMカードは特にサイズを効かれることも無く、micro/miniの兼用タイプをわたされましたが、最近この手のタイプが増えているのでしょうか。この後到着フロア制限区域外で購入したOoredooのSIMもmicro/miniの兼用でした。個別に用意するよりもコスト下げられるのでしょうか。SIMの台紙も以前はクレカサイズでしたが、前回のインドネシアも今回のミャンマーも台紙はハーフサイズ。段々と傾向が変わってきているのでしょうか。ただ、両者共にSIM台紙を回収されてしまい、こちらから、「噛まして普通サイズのスロットで使うから頂戴な。」と催促しないともらえませんでした。

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さて。気になるのはやはりお値段です。Telenorの場合、SIM代1,500kyat(150円)にリチャージ5,000kyat、合計6,500kyatでリチャージのうち3,900kyatを使って1ヶ月500MBのパッケージに申し込みました。カウンターのお姉さんにお願いして開通手続きからデータパッケージの申し込みまで行ってもらい、僅か5分強で終了。
Ooredooの場合、本人確認としてパスボートのコピー(店員の専用アプリで読み込み、SIMと紐付け登録。)が必要で10分ほど時間が掛かりましたが、SIM代金やデータパッケージの条件は一緒。ただしリチャージが1000kyat単位で可能なのか、4000kyatのチャージで合計55,000kyatで済みました。通話をせず、データオンリーであればOoredooの方が無駄が無いかもしれません。
データパッケージは両者ともカウンターで一覧表を見せられて、どれにする?と選べる状況ですが、カウンタが1つしかないので予め決めておくのが無難でしょう。今回はすでに両替を済ませていたのでkyatで支払ったのですが、ドルでの支払いが可能だったかは確認しませんでした。次回以降のために聞いて置けばよかった…
カウンターのスタッフは親切で、アクティベートからAPNの設定まで行ってくれ、また残額の確認方法や国際電話の掛け方など丁寧に教えてくれます。予め言語を一時的に英語に切り替えてあげるとよりスムーズに手続きが進むでしょう。

そして通信環境。ヤンゴン市内の移動だけでしたが、ヤンゴン環状線の北側に行くと2Gでの通信となったり、しばらく圏外になることもあって郊外の環境はあまり良くなく、さらに繁華街でも建物の内部に入ってしまうと2Gに切り替わってしまうなど、まだまだアンテナの設備が不足しているように思えます。一部では2Gとはいえ市内の大半はカバーしてくれますし、治安の良いミャンマー、一人歩きの際のナビ代わりにgooglemapを表示させるには何の問題もありません。
また、ホテルのwi-fi設備も貧弱で、夜間になるとダイヤルアップ並みになってしまった点からみても持っているだけの価値はありそうです。

ヤンゴンでもこの状況、郊外、地方に出ればどうなってしまうのか、という印象ですが、これらのキャリア各社はまだサービス開始から1年程度。これからの品質向上に期待したいところです。

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さて、肝心の通信速度。HSDPAでの通信ではそこそこストレスない程度。複数回テストをしてみましたが、平均値に近いものだと、Ooredooは下り2.4Mbps、Telenorは下り0.99Mbps。Xperia LT15とLumia920同士をSIM差し替えで使っていましたが、どちらの場合でもTelenorの方が速度が遅く感じることが多かったです。

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参考までに、画面キャプチャ。左がOoredoo、右がTelenor。それぞれ5回測定した中で一番平均に近いもの。
Telenorでは上り回線のほうが高速になってしまう逆転現象が多かったのですが、下りが細いのはやはり利用者が多いせいでしょうか。LTEに慣れてしまうと遅く感じてしまいますが、ストレスを感じるほどではありませんでした。


全日空、ぞくぞく欧州。

10月25日の冬ダイヤから、成田ブリュッセル便の運航を発表した全日空。実現すれば唯一の日本とベルギーの直行便となりますが、2020年までに2013年比で1.5倍を目指すという国際線の増強策の一環なのでしょうか。

2015年春の欧州への就航地はフランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、パリ、ロンドンの5都市で、ドイツ3都市、フランス、イギリス各1都市ですが、ここにブリュッセルが加わると欧州では計6都市。ブリュッセルを拠点にするスターアライアンスメンバー、ブリュッセル航空のネットワークとの乗り継ぎも謳っていますので、コンゴ、ルワンダ、ブルンジといったアフリカの旧ベルギー植民地帝国エリアへのアクセスも向上するのでしょうか。

ただ、都市ベースでみると6都市と増えますが、現在羽田と成田それぞれからあるパリ便が羽田からのみとなるため、欧州便全体での1日7便という便数に変わりはないようです。パリ便は機材が787-8から787-9となるため、実際の輸送量減少は2便体制時の7割程度に収まると思いますが、こうなるともう1都市くらい、出来れば東欧あたり、ワルシャワとかに欲しいところです。そういえば以前に意欲を出していたモスクワ就航ってどうなったのでしょう。一昨年くらいに話が出てそれっきりですね。
787-9の受領が増えてくるにつれて今後も新規就航の話が出てくると思いますが、趣味的な面からも787の特性を活かせる中長距離便の設定に期待したいですね。

そういえば、シドニー便って続報聞きませんが、順調に交渉や手続き進んでいるのでしょうか。 立ち消え、というか報道だけ出て正式アナウンスの無かったイスタンブールと違って、ANA本体からアナウンスがあったわけですから、何の報告も無く消えてしまうとは思えないのですが…