カテゴリー: <span>航空・旅行事情</span>

全日空、今度はプノンペンかぁ

全日空がプノンペン便を9月にも開設する予定と報道があり、20日、正式にアナウンスがきました。いきなりデイリー運航するようです。
ビジネスジェット(737-700)から始まったヤンゴンやムンバイと違って最初から787-8を投入するようですが、5年で日本からの観光客が1.5倍になったとか、チャイナ・プラス・ワンの対象として日系企業の進出など、注目を集めているカンボジアですが、便数、使用機材とともに冒険しすぎじゃないですかねぇ。(褒め言葉)
20日のプレスリリースではほかにも、国際線全体的な機材の大型化、767-200ERから787-8、787-8から787-9への変更を実施を発表していて、787への置換えが進んでいきます。
結局今回のリリースではメキシコシティへの言及はされませんでしたが、よくよくさかのぼって見るとカンボジアへの就航は2014年末にシェムリアップへの2015年中の就航がマレーシアのクアラルンプールと共に検討されていて、クアラルンプールに遅れること1年、漸く実現した事になります。

さらには先週12日、ベトナム航空との業務提携、株式取得を発表しました。JALとのコードシェアを行い、アライアンスとしてはスカイチームに属しているベトナム航空ですが、こうした枠組みを飛び越えての業務提携ですので正直ビックリしました。今秋にもコードシェアやマイレージでの提携を行う予定になっており、JALとのコードシェア解消は確実として、ひょっとしたら最終的にスターアライアンスへ乗り換えて来ないかな?と希望してみたり、ハノイまたはホーチミン乗換えでダラットやダナン、フエといったベトナム諸都市のほか、近隣国の全日空未就航都市であるシェムリアップやビエンチャン、ルアンパバーンなどへのアクセスが良くなればいいなぁ、と妄想。(行かないと思うけどw)

一方の国内線では既報のとおり北陸方面路線での減便が行われ、小松、富山共に6往復から4往復となりますが、減少した羽田発着4便分を岩国、米子、那覇の増便と宮古便の新設に充てられ、西日本、沖縄方面の路線が強化されます。
岩国を増便しても山口宇部や広島の便が削減されないのは新幹線組を取り込もうとしているからなのでしょうか。北陸の恨みを西日本で返すというわけではないですが、3月の新幹線函館開業と相まって、新幹線対航空便の争いがますます過熱することでしょう。

 


全日空、やっぱりA380を導入?

あけましておめでとうございます。
新年早々、青組には嬉しい兼怪しいニュースが飛び込んできました。

なんと全日空がA380を3機導入し、ハワイ路線へ投入するという記事が日経電子版に掲載されたようです。

昨年のスカイマーク支援問題の折、キャンセル分の購入もありえるという趣旨の発言をしていましたが、いよいよ現実味を帯びてきたのか、新年の日経恒例の飛ばし記事か。
2018年度ということで2~3年後となりますが、トゥールーズで1分の1サイズディスプレイとして絶賛放置中のスカイマーク分の機体をそのまま流用するのでしょうか。

今日は4月1日ではないよな?と確認しつつ、決定事項だったらいいなと思うのですが、新年早々の出来事で肝心の全日空側は、「決定した事実はございません」という否定定型分すらプレスリリースしておらず、気になって今夜は初夢どころではありませんわ。

同じスカイマークのキャンセル分であるA330をバニラに投入、なんて話もありましたが、こっちはどうなんでしょう…


春秋航空日本、国際線運航決定。

成田から広島、佐賀へ運航している春秋航空日本(IJ)ですが、10月24日付けで高松への運航が無くなり縮小傾向かと思いきや、11月に申請していた中国本土への国際線の認可が下りたようで、2016年2月より成田-武漢、重慶への路線を開設するようです。
Spring Japan 国際線就航のための認可取得(http://j.springairlines.com/jp/AirFlights/Notice?Id=2048)

一方の春秋航空(9C)の方は茨城-揚州-成都の路線開設に向けて動いているようで、首都圏発着では茨城-上海浦東、羽田-上海浦東についで3路線目となります。

中国民航局政務公告(http://www.caac.gov.cn/C1/201512/t20151216_83915.html)

他方で、いつの間にやら関西や中部からは中国各地へ運航されていて、羽田/成田/茨城と3空港に乗り入れながら上海くらいしか設定の無い首都圏は取り残された感じが否めません。関西や中部からはフフホトや蘭州といったエキゾチックな都市名が見られ、乗り継ぎながら中国各地へ諸税込みで3万円を切る価格で往復できるのは凄い時代になったと思えます。

中部発ハルビンなんて往復27,870円。また氷祭りに行きたいな~、なんて考えちゃいます。名古屋発は7時45分なので、前泊必須ですけどね(笑)


全日空、今度はメキシコか?

今年7月、ちらりとニュースになった全日空のメキシコシティへの営業支店開設ですが、先日のスターアライアンス加盟会社の社長会において、メキシコシティへの就航検討を行っていることを明らかにしました。

一方で降って沸いたように、2016年4月に武漢への就航が明らかにされています。メキシコはこれに続くのか、はたまたシドニーのように他の就航地が先に出てくるのか…そういえば、中国方面への新規就航は2011年の成都以来5年ぶりですね。あちらの会社が続々と関空やら静岡に就航している所をみると、まだまだ開設できる都市はありそうに思えます。

さて、メキシコ。匂わせ振りな時はいつも遅くなってくるのが常なので、今回も正式な就航発表を気長に待ちましょう。
その前にオーストラリアにも行きたいし、ヨーロッパもしばらく行ってないからそろそろ。と思っています。それに、経由便や他社便で行ったシアトルだって、2012年にせっかく全日空の直行便就航したのにそれ以降は行っていなかったり、ヤンゴンだって2012年の就航から3年経って漸く利用できたりという状況なので、メキシコだって開設されてもいつに利用するか分からないしね…


全日空のコードシェア拡充の話

10月16日、ブリュッセル航空とのコードシェアを発表した全日空。中身を見てコードシェアのエリアがテルアビブを除いて欧州圏にとどまっていたのが意外でした。6月のブリュッセル就航表明時にブリュッセル航空とのコードシェアでアフリカ圏への路線拡大を図る、なんて話をされていたように思います。 -参考:全日空、ぞくぞく欧州。(2015/06/01投稿)
エチオピア航空とのコードシェア開始以降、東非、南非へのアクセスは向上したものの、西非はまだまだこれから。といった感じでしたが、ブリュッセル航空とのコードシェアでこの間を埋めていくものだと思っていました。当初の談話では来年にもコードシェアを始めたいと言っていたようなので、とりあえず就航時期に前倒して欧州でのコードシェアを始めて、これから拡大。という流れに期待したいところです。
同プレスリリースでは同時にジャーマンウィングス(4U)、ユーロウィングス(EW)とのコードシェアも発表。既に両社の親会社に当たるルフトハンザドイツ航空(LH)ともコードシェアを行っている中でジャーマンやユーロとのコードシェアを行うのは、欧州域内便を中心にルフトでの運航からジャーマンへの路線移管が進んだ事が一番だと思います。
一方で、11月にはジャーマンとユーロがユーロウィングス名義で統合される予定であることから今更ジャーマンと提携して何になるのか?と思えると共に、ルフトハンザの子会社としてスターアライアンス加盟扱いであるユーロと非加盟扱いとなっているジャーマンの扱いがどうなるのか全く持って不明です。
ユーロのホームページ(http://www.eurowings.com/)にアクセスしたところ、ジャーマンのページ(http://www.germanwings.com/)にリダイレクトされ、特に統合に関するマイルなどの扱いに記載はありませんでした。コードシェアでマイルが貯まっても、GAみたいにプラチナポイントがもらえなければ選択する理由にはなりませんから、非常に気になるところではあります。
DUS乗継ぎ、EWのコードシェアでWAWの場合税金込みで10万切っているので、条件次第では来年東欧に行ってみたいなと考えており、果たして果たして。

また、欧州便の発表の数日前、13日にはアビアンカ航空とのコードシェアも発表しており、中南米4カ国へアクセスが可能になります。特にコロンビアの首都、ボゴタへはニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルスの北米3都市に加えてロンドンの設定もされており、行きと帰りで乗継都市を変えれば世界一周航路も可能♪
一度は南米へ行ってみたいですね…