ミャンマー屋台見聞録 2015/06/19 2016/05/02 kazuya

ヤンゴンにはファストフード店が皆無と言っている人も多いけれど、繁華街には麺やご飯、おやつの屋台が出ており、街中どこでも吉野家状態だと思えばファストフード店だらけじゃありませんか。と思う次第です。
実際のところ、隣国のタイや韓国の日本でもおなじみのファストフード店が進出を始めており、所得向上によって恐らくこれらの屋台群も近い将来変革を迫られるのではないかと思っています。
さて、いきなり結論から入ってしまった感じですが、今回はヤンゴンの街メシをいくつか紹介します。

ミャンマーと言えばカレー。今回の旅行でそんな印象になってしまうくらいカレーを食べました。日本のようなごった煮ではなく、具材は単品のケースが多いようです。屋台で頼むと3種盛りが基本。お店によってはドーサかナン、またはライスを選べます。
屋台というより食堂で、ラムカレーにドーサを注文。外国人と気を利かせた主人がフォークとスプーンを持ってきてくれましたが、お箸の国の民にとってはどうやって使うのよ?状態。結局みんなと同じく手で食べました。
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チキンかビーフか聞かれてチキンを選んだような気がします。この屋台ではナンオンリー。奥に見えるコップはお茶を飲むためのものでもありますが、手についた汚れを落とすためのお絞り代わりでもあります。
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カレーを手で食べるなんて今まで経験したこと無かったのですが、お米とちがってナンやドーサなら、ちぎって包んで食べる事が出来るので次第にコツというか、感覚で慣れてしまい、右手で食べながら左手でシャッターを切ることも出来るようになりました。
え?行儀悪いって? スミマセン…
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カレー屋台のおやじさん。食事のあとに「写真撮っていい?」って聞いたら笑ってオッケー出してくれたのに、カメラ構えた途端、急に格好つけました。笑顔のほうが良かったなw
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街中至るところに揚げ物や焼き物の屋台がある点は、街歩き派にとっては腹ごしらえがいつでも出来るので助かります。どの屋台でも200kyatくらいでちょっと頬張る程度の量なので、手ごろ感があって良いですね。
ここはリンマーというたこ焼き風の屋台。
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200kyatで6個、鶉のタマゴ入りだと4個でした。具材はなし。表面にお茶漬けに入れるようなあられっぽいヤツとネギが掛かっています。銀だこ風にカリカリしていて美味しかったです。
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クレープっぽい屋台、というより露天商ですねw上海でよく朝ごはんに食べていた雑粮煎餅っぽい食べ物ですが、こちらのほうが具が多く生地もパリッとしていました。
注文の仕方が分かりませんでしたが、欲しいの?っぽいことを聞いてきたので注文してみました。タマゴ入れるか?辛くするか?など、都度聞いてくれたのがうれしかったです。
それにしても、具材に青や赤の唐辛子が入っているのに、さらに「チリ?」って聞いてきたときには戦慄しました。
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古雑誌のページに包んで渡されますが、食べていくと具材が下に落ちてしまうのでこの包装が重要でした。カリカリした生地の中に暖かい野菜が入っていて、さらに唐辛子のピリッとした感じが美味しかったです。何個でもいけそう。DSC02513

そして屋台の代表ともいえる麺料理。
こちらはうどんのような平麺にナンプラー風味のスープ、具がチョコチョコ入っていて。量が少なめでしたが、酸味と塩味で美味しかったです。そしてミャンマーにもピータンがあるのかとビックリしました。それともチャイナタウンの食堂だったからでしょうか。
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ビーフン屋台。店員さんのカタコトの英語と指差しで何とか注文できました。甘辛いたれとシャキシャキの野菜の組み合わせがグッドでした。
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この屋台、ビーフンのほかにも色々あったのですが、さすがにそこまで注文できませんでした。つぎ行くことがあれば、カタコトでもビルマ語覚えて行こうかな。
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さて。コンビニで現地のビールを見つけたので、部屋で晩酌。左のアンダマンはすっきりとした味、右のミャンマーはキレがあって、スーパードライ風でした。
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ビールがあるとお供が欲しくなりますが、スーパーでなかなかイカすデザインのカップめんを売っていたのでこれを買ってみました。
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Xcite-エキサイトって読むのでしょうか。なんだか分かりませんが写真からすると辛そうです。
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開けてみると麺が立っていました。スープ、フォークのほか、麺まで全部取り出して敷き直します。

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完成はこんな感じ。麺は意外と日本のカップめんに近い食感でしたが、具が一切無いところが新鮮でした。中国のカップめんだって、おまけ程度の具が入っているのですが。
ちなみにお箸は出発時に成田のラウンジから頂戴してきたものです。毎度重宝しています。

旅行にいったらやっぱり食事が楽しみですね。今回も色々と回って食べてみましたが、ローカルフードを前にして注文方法が分からない、言葉もわからないという状況に何度か出あいました。
去年のインドネシアはアルファベットを使っていたために何とか読めて注文が出来ましたが、ビルマ文字を前にするとお手上げです。そして屋台にはメニューの表記すらない。中国だと看板代わりにメニューが書いてあったりしますが、ミャンマーは何もない。ただ料理が並んでいるだけ。やっぱり言葉を覚えるって大事なんですね。


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